見出し画像

【0725】地域脱炭素ロードマップ読んでみた:各省庁の活動

国・地方脱炭素実現会議というところから、地域脱炭素ロードマップというものが発表されました。以下は目次ページ。

画像1

別添の事例集も超参考になるシリーズ最後です。

事例編その④はこちら

地域と暮らしの脱炭素に関わる個別分野別の対策・促進施策

資料の最後に10ページほど割いて、各省庁がどんな政策・対策をしていくかを具体的に書いていってくれています。ここで書かれたことをベースに検討がすでに進んでいっていると思われるので、自分の活動がマッチするものはチェックしておくと、色々とスムーズな進め方につながるかもしれません。
ここでは、いくつかピックアップして紹介したいと思います。

ちなみにどれくらい具体的かというと、

屋根等の未利用スペースでの初期費用ゼロ型等の自家消費型太陽光発電の促進という項目の中に書かれているものの例

スクリーンショット 2021-07-06 12.46.25

ソーラーカーポートを作るという事になった際に必要な申請手続きがあるようで、その簡略化等を国土交通省で進めるのだということが明記されています。

○地域マイクログリッドの構築:経産省

分散型エネルギー社会の実現のために欠かせない方法ですが、経産省資源エネルギー庁名義でこんな資料も公開されています。

地域マイクログリッド構築のてびき

○RE Action

再生可能エネルギーのみで事業を成立させるという目標を掲げるRE100と並んで記載されたRE Actionというものがあります。

こんなサイトがあり、おそらくこの取り組みのことだと思われます。目標はRE100と同様で、2050年までに再生可能エネルギー100%を目指す企業が参加条件となっています。

スクリーンショット 2021-07-06 15.31.41

RE100の対象となる企業はこちらでは対象外となっています。そちらの条件だと取りこぼしてしまう企業があるということなのかもしれません。

○エコスクール:文部科学省

環境を考慮した学校施設としてエコスクールというものが書かれています。文部科学省のサイトでも以下のような紹介。

認定校実績というものも公開されていて、

https://www.mext.go.jp/content/20210308-mxt_sisetujo-1289509_1.pdf

悲しいことに地元大阪ではまだ事例がありません。

○ゼロカーボンドライブ:環境省

再生可能エネルギー電力と電気自動車(EV)、プラグインハイブリッド車(PHEV)または燃料電池自動車(FCV)を活用したドライブのことを「ゼロカーボンドライブ(通称ゼロドラ)」と呼ぶそうで、環境省にも下記のようなサイトが。補助金の対象になる車種なども記載さえています。

○コンパクト・プラス・ネットワーク:国土交通省

地方創生の一つとして、コンパクトなまちづくり+ネットワークが大事であるということで国土交通省が推進する方針があるそう。

同ページにある「国土のグランドデザイン」というものでも下記のようなものが語られています。

スクリーンショット 2021-07-06 15.44.44

※リンクあり

○LRT・BRT:国土交通省

こちらもコンパクトプラスネットワークと関係してきますが、次世代型の路面電車システムやバスのシステムが必要ということで、国土交通省を中心に検討がされているようです。

神戸市のページが両者の違い等も記載してくれています。

○3D都市モデル(PLATEAU):国土交通省

都市の3Dデータをオープンソースとして提供するサイト。災害予測などにも使えるデータベースとなりそうです。

○2027年国際園芸博覧会:国土交通省

園芸博覧会自体は農林水産省で行われているようですが、その開催の際にグリーンインフラを実装することを目標に掲げているのが国土交通省だそう。

大阪万博に続き、新たな社会のモデルの提案がこういった節目で行われていくんですね。

○メタネーション:経産省

水素とCO2を合成して新たなエネルギー源にする「メタネーション」についても記載されています。

スクリーンショット 2021-07-06 19.15.03

天然ガスの代替エネルギーとしても期待されているようで、その導入拡大を経産省として進めていくようです。

○営農型太陽光発電:農林水産省

農家の畑の上の空間を有効利用しようというもので、農林水産省がこんな事例ページもまとめてくれていたりします。

○プラスチック資源循環の促進:経産省

プラスチック資源循環促進法というものが閣議決定されていて、

これに基づいて、様々な対策がなされていくようです。

○Nature-based Solutions:農林水産省・国土交通省・環境省

インフラや脱炭素(炭素固定)、資源など様々な課題の解決方法を自然を活用したものとして考える、Nbsという考え方があるそう。

生物多様性の文脈でも生態系サービスというものが話されますが、それと近いことかもしれません。自然の恩恵によって解決できること、実は多くて、人工物で無理に解決する必要がないことも多いかもしれません。


以上、国・地方脱炭素実現会議の「地域脱炭素ロードマップ」でした!いやー、広かった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?