【0248】認証マーク調べてみた:エコサート認証って?

認証マークについて調べてみるシリーズで、エコサート認証を調べてみました。

ECOCERTはフランスのトゥールーズを本部とする国際有機認証機関です。1991年の設立以来、現在は世界各地26のオフィスを拠点にして、158ヶ国にて農産物をはじめ、加工食品、畜産物、化粧品、コットン、その他様々な有機認証を提供しております。

とのことで、様々なものの「有機認証」のことだそう。

日本で言うと「有機JAS認定」、アメリカでは「NOP認証」、ヨーロッパでは「EU認証」と各国での有機栽培の認証基準が異なるそうですが、この3つはエコサート認証で認定可能な有機認証だそうです。これとは別に「ECOCERT JAPAN認定」という日本国内のJAS規格以外の有機加工品の認定も行っているそうです。

そもそも有機(オーガニック)の何が良い?

なんか美味しそう!なんか健康に良さそう!というイメージはあると思いますが、そもそも有機農法・オーガニックの何が良くて何がアカンのか、メリット・デメリットをまとめてくれているサイトがありました。
(意外と「オーガニックええよね」以上に色々書いているサイトが少ない印象)

◯オーガニック食品とは
要は化学処理された肥料や農薬を一切使わないもの。JAS規格で言うと、その土地で過去3年間使っていないことなどの基準があるようです。
なので、蓄糞や米ぬか油粕など、生き物生物由来の肥料は使ってOK。
これ以外にもそれすら使わない「自然農法」という方法もあって、不耕起・無農薬・無肥料・無除草で育てるそうです。つまりは自然の力だけで育てるのだそう。

◯メリット
まずは食の安全性。残留農薬などがないことなど。
他には、環境保護とそこからくる生物多様性の保護だと思います。
化学肥料を使っていると、その分土地が痩せていくため、さらに肥料で無理に栄養を増強して、の繰り返しになり、環境にも生物にも悪循環になっていくという構図がありますが、それらがないということですね。

◯デメリット
一応デメリットもあって、高いこと。
そして安定的にたくさんの量を供給できないこと。あとは長期保存ができないこと。などがあるようです。

世界のオーガニック事情

オーガニックと言えばヨーロッパのイメージですが、国土農地の10%以上がオーガニックになっている国も多いものの、実はオーストラリアの方が割合は多いようです。

こんなまとめてくれてるサイトがありました。5年近く前のデータなので、今はさらに加速して状態が変わっているかもしれませんが。

認証制度に戻ると

日本の中では有機JAS認定をしてくれている機関が、冒頭の「エコサート」のみとのことで、ここでは有機JAS認定以外にも様々な有機認証を実施しているそうで、その数なんと14。

画像1

(サイト内より)

認証の流れは他のものと同じく、申請して、書類審査を受けて、現地審査を受けて、改善の必要があれば改善して、など長い道のりを経て、「OK!」となればやっと認証を受けられる。という流れ。
これもサイトの中にわかりやすく記載してくれていました。

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