見出し画像

【0306】目標13:気候変動に具体的な対策を

SDGsの17の目標、169のターゲット、232の指標を改めて今の知識で振り返ってみるシリーズ。目標とターゲットの参考は、一番分かりやすい(と思っている)Think the earthさんのサイトからお借りします。

目標13 気候変動及びその影響を軽減するための緊急対策を講じる

SDGsと言えば。な目標。SDGsやサステナブルと聞くと、気候変動の話だと思っている人もいるんじゃないか?というくらい、よく耳にするテーマで、著名な人で言うとやはりTIME誌の「今年の人」にも選ばれたグレタさんですね。

この目標のターゲットはめちゃくちゃシンプルで主なものは3つ(実施手段に2つあります)。

<ターゲット>
13.1 全ての国々において、気候関連災害や自然災害に対する強靱性(レジリエンス)及び適応の能力を強化する。
<指標>
13.1.1 10万人当たりの災害による死者数、行方不明者数、直接的負傷者数
(指標1.5.1及び11.5.1と同一指標)
13.1.2 仙台防災枠組み2015-2030に沿った国家レベルの防災戦略を採択し実行している国の数(指標1.5.3及び11.b.1と同一指標)
13.1.3 国家防災戦略に沿った地方レベルの防災戦略を採択し実行している地方政府の割合(指標1.5.4及び11.b.2と同一指標)

災害に対するレジリエンス。台風が多く、強くなってきた日本はまさに喫緊の問題。

<ターゲット>
13.2 気候変動対策を国別の政策、戦略及び計画に盛り込む。
<指標>
13.2.1 気候変動の悪影響に適応し、食料生産を脅かさない方法で、気候強靱性や温室効果ガスの低排出型の発展を促進するための能力を増加させる統合的な政策/戦略/計画(国の適応計画、国が決定する貢献、国別報告書、隔年更新報告書その他を含む)の確立又は運用を報告している国の数

パリ協定等でも言われているゼロエミッションの実現に向けた計画。
(石炭火力発電を続ける発言でバッシング受けてる場合ではない。)

<ターゲット>
13.3 気候変動の緩和、適応、影響軽減及び早期警戒に関する教育、啓発、人的能力及び制度機能を改善する。
<指標>
13.3.1 緩和、適応、影響軽減及び早期警戒を、初等、中等及び高等教育のカリキュラムに組み込んでいる国の数
13.3.2 適応、緩和及び技術移転を実施するための制度上、システム上、及び個々人における能力構築の強化や開発行動を報告している国の数

そして、その教育と、BCP(事業継続計画)的なこともターゲット化されています。

◯2100年の日本の天気予報

気候変動がどれくらいヤバイか、今議論されている「気温上昇1.5度未満」の目標も、それを達成したところで、全然暑くなるよということが紹介されている天気予報があります。

このサイトの話は以前にnoteでも書きました↓

「達成」していても、冬のスキー場は全然雪が積もっていないのが当たり前。

◯アメリカでは石炭を再生可能エネルギーが抜いた

単月ではあるし、元々4月は石炭が少なくなって再生可能エネルギーが増える時期ではあるそうなんですが、ついにアメリカでは石炭火力の発電量を再生可能エネルギーの発電量が抜いたそうです。しかも5月も同様の傾向。

パリ協定離脱を表明している国ではあるものの、民間含めての様々な行動の部分では気候変動への対策が進んでいる状態なんですね。

◯つながっている世界

SDGsを調べ始めて、まず当たるのが「世界はつながっている」という話。安いスナック菓子を買うことで、不当なパーム油生産を買い支え、それが森林の減少につながり、気候変動に寄与したり、生物多様性にも打撃を与える。
逆に言うと、気候変動を解決しようと何かしらの行動を小さくでもはじめてしまえば、その周辺にある様々なことを解決していける可能性を秘めています。
日本も台風の巨大化は本当に他人事じゃなくなってますし、気候変動対策をキッカケにつながっている世界へとアクセスできると、自分も他人もハッピーになっていきそうですね。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?