【0245】認証マーク調べてみた:フェアトレード認証って?

認証マークについて調べてみるシリーズで、フェアトレード認証を調べてみました。

名前の通り、フェアトレードがなされているかどうかの認証です。

そもそもでフェアトレードって?

こちらのサイトに3分で分かるフェアトレードというムービーが置かれています。

ご存知の方も多いとは思いますが、

フェアトレードとは直訳すると「公平・公正な貿易」。つまり、開発途上国の原料や製品を適正な価格で継続的に購入することにより、立場の弱い開発途上国の生産者や労働者の生活改善と自立を目指す「貿易のしくみ」をいいます。

ということで主に商品でも

コーヒーやカカオ、スパイスなど開発途上国と呼ばれるエリアに産地が偏っているものが認証を受けているものが多いようです。

2種類の認証マーク

フェアトレード認証のマークにもレベルがあるようで、

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原料が生産されてから、輸出入、加工、製造工程を経て「国際フェアトレード認証製品」として完成品となるまでの各工程で、国際フェアトレードラベル機構(Fairtrade International)が定めた国際フェアトレード基準が守られていることを証明するラベル

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この矢印はパッケージ裏面にて認証原料と調達方法について確認して下さい、ということを意味しています。

とのことで、

原産国での一次加工の過程などで、大きな加工所で非認証原料と混ぜて処理せざるを得ないことが多いため、物理的トレーサビリティを課すことは、結果として小規模農家のフェアトレードとしての販売を阻害し不利益をもたらすことになります。物理的トレーサビリティを免除する「マスバランス」の手法を取り入れることにより、小規模生産者は、フェアトレードとして販売する機会を増やすことができます。

ということだそうで、どうしても原料の中に混ざって処理されてしまうことが多い品目は、ある程度OKにすることで、小規模農家を守る意図として認証されているようです。

ライセンス取得の流れ

フェアトレードの場合は、コーヒーなのかカカオなのか、単一原料なのか、色々組み合わせた商品なのか(チョコレートとかチョコチップクッキーとか)、関わり方が製造なのか生産なのか加工なのか、といったそれぞれで認定業者が異なるようで、ファーストステップとして自分が取りたい認証がどこにあてはまるのかから調べる必要があるようです。

わかりやすいPDF資料もあり、こんな感じ(認証のご案内)

こちらは、毎年認証料を支払って更新していく方式のようで、一度取得したあとの監査はあると思いますが、5年とか3年とかの縛りは無さそうに見えます。

フェアトレードとは?にもある通り、生産者に公平でゆとりある暮らしが生まれれば、製品自体の質にも良い影響になると思うので、こういった認証マークのついたものを積極的に購入することで、買い支えていきたいですね。


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