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【0102】SDGsのロゴとガイドライン変更

以前に取り上げていたロゴとガイドラインですが、変更になったようです。国連のサイトでは2019年8月付で変更とありますが、そんなに前に変わってたかな?それまでに見に行った気がするけど。。という気もしますが、とにかく変更されています。

変更点をまとめていきます。

変更点がまとまっているようなページがなかったので、、過去のガイドラインと見比べて、変更点を洗い出していこうと思います。(網羅性はありませんので、ご参考程度に。。)

スクリーンショット 2019-10-22 22.51.19

↑以前のもの

スクリーンショット 2019-10-22 22.51.47

↑2019年8月付変更のもの

■メインロゴ「SUSTAINABLE DEVELOPMENT GOALS」の色の統一

以前はGOALSの色が少し濃い目でしたが、薄めの色に統一されました。
あと、「世界を変えるための17の目標」という言葉が消えました。

■フォントが変わったそうです
ガイドラインを見るとフォントが書かれており、
<以前>
活字書体(アイコン用)GIORGIO SANS
活字書体(SDGsロゴ用)NEUZEIT S LT STD
<2019年8月付>
活字書体(アイコン用)OSWALD
活字書体(SDGsロゴ用)ROBOTO
とされています。どちらも英字フォントだけですかね。

■企業ロゴとの併記方法
以前は、「こう書きなさい」という明記はなく、ロゴの使用例の中で記載されているだけでしたが、今回から明記されるようになりました。

当該主体のロゴと並べて表示する場合、SDGsロゴ・バージョン2に
「(主体名/私たち)は持続可能な開発目標(SDGs)を支援しています」という文言を添えなければならない。
当該主体のロゴと並べて表示する場合、SDGsカラーホイールに
「(主体名/私たち)は持続可能な開発目標(SDGs)を支援しています」という文言を添えなければならない。

という文言が記載されています。名刺とかに刷っている企業は要注意かもしれないですね。

スクリーンショット 2019-10-22 23.11.00

↑こういう状態です。

■SDGs用資金調達など使用許可を得る方法が明記
以前は、事前許可を取らないとダメよ。連絡先はここね。くらいの書き方でしたが、今回から
◯件名に「SDGLOGO/ICON REQUEST」と書かないといけない
というルールが追加されています。

SDGsロゴ・バージョン2、SDGsカラーホイールおよび17のSDGsアイコンを資金調達目的で使用する場合は、SDGpermissions@un.org宛に、件名をすべて大文字で「SDGLOGO/ICON REQUEST」としたメッセージを送信し、申請を行わねばならない。申請では、予定される使用用途がSDGsの精神と目的、および、本ガイドラインに定める要件にどのように合致するのかを説明しなければならない。申請にあたっては、持続可能なビジネスの実
践と持続可能な素材の利用についても、説明されなければならない。この許可が下りた場合、当該主体は資金調達目的でSDGsロゴ・バージョン2、SDGsカラーホイールおよび/または17のSDGsアイコンを使用する前に、適切なライセンス契約を締結しなければならない。

と明示されています。

■商業用途も明記
商業用途もOKで、その方法というのも記載されています。
基本的には上記と同じです。

商業用途での使用とは、SDGsをさらに広めるための営利主体による、または、商業的もしくは販促用商品および/もしくは製品における使用を指し、これは国連による事前許可と、適切なライセンス契約の締結によって認められることがある。SDGsロゴ・バージョン2、SDGsカラーホイールおよび/または17のSDGsアイコンを商業用途に使用する場合は、
SDGpermissions@un.org宛に、件名をすべて大文字で「SDG LOGO/ICON REQUEST」としたメッセージを送信し、申請を行わねばならない。
申請では、予定される使用用途がSDGsの精神と目的、および、本ガイドラインに定める要件にどのように合致するのかを説明しなければならない。申請にあたっては、持続可能なビジネスの実践と持続可能な素材の利用についても、説明されなければならない。SDGsロゴ・バージョン2、SDGsカラーホイールおよび/または17のSDGsアイコンの販促用商品および/または製品への使用を申請する場合には、当該商品または製品がSDGsとどのように整合するのかを具体的に明記しなければならない。この許可が下りた場合、当該主体は商業用途でSDGsロゴ・バージョン2、SDGsカラーホイールおよび/または17のSDGsアイコンを使用する前に、適切なライセンス契約を締結しなければならない。

■18個目は円環のみ。とは限らない。
国連のサイトには円環のみのロゴが記載されていますが、ここをこうしなさいというガイドラインは見当たりませんでした。むしろ、ガイドライン末尾にある各国版や、所定色一覧のページ等ではSUSTAINABLE DEVELOPMENT GOALSのフルバージョンが記載されています。
※以前はここに「2030年に向けて世界が合意した「持続可能な開発目標」です。」と記載がありましたが、その表記は見当たらなくなりました。

■過去のロゴも使っても良い(たぶんです)
以前のロゴガイドラインへのリンクはまだ生きているということもあるのと、2019年8月付で変更とありますが、この9月末に開催された国連のSDG SUMMITでさえ、古いロゴが使われていますw

なので、そのうち何か指摘があるかもしれませんが、急いで変更せよ。という類のものではないのではないか。と思います。

まだまだ細かい点等あるかもしれませんが、ひとまず見つかった範囲で言うと、こんな感じのようです。いずれにせよ、国連に一度事前許可をとるのが確実だと思います。


2019年10月30日追記)
SDGsジャーナルさんから届いたメルマガによると、
これまで使用しているロゴは、これまでのガイドラインに沿っていればそのまま使用可能。
これから新たに使用する際は、新しいロゴ等を使用すれば大丈夫とのことです。
※国連広報に確認済み。

とのことです。
SDGsジャーナルさんでも変更点取りまとめる予定だそうなので、ご参考に。

2021年10月5日追記)
最新の状況は下記ページでまとめてくれていました。

国連サイトに「よくある質問」が2020年7月に追加されています。


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