【0273】ESG投資に変容あり

コロナの影響を受けて、ESG投資の在り方にも変化の兆しがあるそうです。

サステナブルとか、ESGとか、SDGsとかこれらの単語を聞いた時に、まず想像するのは、これまで「環境問題」でした。たぶん、みんなそうなんじゃないかと思います。
このコロナ化ではESGの「S=社会」の分野への投資が目立っているそうです。

現在、ESG関連の情報の73%が新型コロナ関連だという。特に従業員の健康や安全、労働環境などに関する情報が全体の約半数を占め、圧倒的に高い関心を集めている。

というものだそうで、環境への配慮以上に、「ヒト」に対する配慮が投資にも影響を及ぼし始めているそう。

本当のことがわかりにくい環境

環境への企業の取組は、ちゃんと考えてやっていないと、実はその投資は正しくなかったとか、逆の効果だった。みたいなことが起こりやすいイメージで、SDGsウォッシュと呼ばれるのもそういう部分が多いのではないかなと思います。

人や社会への貢献は善が見えやすい

従業員の雇用状況への配慮や、自分たちがビジネスとしている市場のステークホルダーへの配慮など、人や社会に優しい取組は、環境と比較して「善」な状況がわかりやすいように思います。回りまわって逆の効果になっていたというものも、無いことはないと思いますが、環境に比べればマシだと思います。

そういった元々の特性もあるし、コロナという課題に対する対処が、環境問題の解決よりも、まず対処すべき喫緊の課題が社会的な問題と言う部分もあると思います。

環境ももちろん大事ということは前提に、SDGs=環境というイメージが強かったところに社会や人への貢献の見直しの動きがあるのは良いことかもしれないですね。

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