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究極のSDGsウェアって?

今回は、学校の教養講座で学んだ「究極のSDGsウェア」についてお話したいと思います

「究極のSDGsウェア」って何?
という人も多いかもしれませんが、皆さんは何を思い浮かべますか?
服とSDGsは結びつきにくく、なかなかパッと思いつきませんよね😵‍💫

実は「究極のSDGsウェア」とは
着物👘 のことを指しています!

なぜ着物が「究極のSDGsウェア」と言われているでしょうか?

着物の特徴から理由に迫っていきたいと思います

〈着物の特徴〉

・一反の布からできている
一反=幅/約40cm  長さ/約13m
使う布の大きさが決まっている
実際に見るとかなり長かったように感じました

・左右対称で平面的
たたむと平らになるため、しわにならずに済む

・8つの四角形のパーツからできている
見頃 2枚、袖 2枚、衽 2枚、地衿 1枚、掛衿 1枚

着物の正面のモデル
着物の背面のモデル

実際の着物の10分の1のサイズでモデルを作ってみました

・着物には型紙がなく、簡単な造り
身長が分かれば、物差しを使わなくても作ることができます

・老若男女問わず、同じ形
赤ちゃんも高齢者も同じ形で大きさが違うだけ(男女の違いは多少ある)

などなど沢山の特徴があります!

また、特にSDGsという観点から優れていると感じた特徴は

・布を余らせることなく、全部使い切る
着物をつくるのにおいて、布を無駄にすることがない

・着物を解いて8つのパーツに戻すと、また一反の形になる
違うものに作り替えることができる
(ex. 女物の着物→男物の着物
       着物→羽織→帯→袋物→・・・→おむつ
→雑巾)

などです!

私は今回の教養講座を通じて、SDGsの観点から、着物に着眼することは今までになくとても新鮮だと思いました。
また、着物という「究極のSDGsウェア」を発見できました!
より多くの人に「究極のSDGsウェア」を知ってもらい、着物が幅広い世代で愛されるものになっていき、今後の持続可能な社会につながっていけばいいなと感じています。

今回関連するSDGsの17の目標として、

12.つくる責任 つかう責任

があげられます。

この目標は、持続可能な消費と生産を構築するために掲げられたものです。持続的な開発を阻む要因には、食品浪費や有価物の投棄、資源の浪費などが挙げられます。また、それに伴う環境問題への配慮も課題です。

(参考 : MIRAI PORT「SDGs目標12 『つくる責任 つかう責任』の現状と取り組み例
Gooddo 「持続可能な開発目標・SDGsの目標12『つくる責任 つかう責任』のターゲットや現状は?)

そんなSDGsの目標12の「つくる責任 つかう責任」ですが、服という観点からみても、同様のことがいえるのではないかと思います。

服を製作するにあたって余った布・売れ残った服などの廃棄や、私達の身近なところで考えると、着れなくなった服の処分など、服という観点からも「つくる責任 つかう責任」について考えさせられます。

「究極のSDGsウェア」から、改めて「つくる責任 つかう責任」について考えてみませんか?

↓今回の教養講座の講師の方のお店紹介↓

〒420-0839 静岡県静岡市葵区鷹匠2-21-8
日吉さかえビル 2F
きもののここち 透佳 さん

着物について優しく丁寧に教えてくださるので、是非足を運んでみてください✨

最後まで読んでくださりありがとうございました!
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