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気候変動・SDGsアクションLabo 通信 vol.2

 第2回目、第3回目の「気候変動・SDGsアクションLabo」は「ファーストアクションプログラム」。気候変動対策やSDGsに取り組むNPO等の活動現場を参加者が実際に体験し、交流してきました。

それぞれ全く内容の異なる全部で3つのプログラム、どんな体験をしてきたのでしょう。

■第2回 ファーストアクションプログラム①

○薪割り体験プログラム 2021年10月23日(土)・30日(土)・31日(日)

活動団体:NPO法人ezorock
体験場所:石狩市「はるきちオーガニックファーム」

 未活用の森林資源である未利用材から薪を作る“薪割り”を通じて、持続可能な森づくりやエネルギー問題などについて考えるプログラム。

「薪」は、燃やしても温室効果ガスとなるCO2を増やさない「カーボンニュートラル」の特徴を持つ再生可能エネルギーの一つ。

最初は薪を作ることに夢中だった参加者の皆さんからは、「エネルギーを作ることって大変」、「捨てられてしまう資源を有効な資源として活用することは大事」などの声が聞かれ、たくさんの気付きを得る機会になりました。

薪割り作業(左)・終了後の振り返り(右)

○Hokkaido 海のクリーンアップ大作戦! 2021年10月23日(土)

活動団体:コープさっぽろ組合員活動委員会
体験場所:石狩市「新港東4丁目海岸」

 海洋プラスチックごみの70%以上が街から河川を経由して海洋へと流出した「街のごみ」。海洋汚染はかなり深刻な状況です。海岸でのごみ拾いを通じ、どんなごみが多いのかなど初めて気づいたことも多く、海に関わる環境問題を考える機会になりました。

参加者の皆さんからは「久々にアクションができてうれしかった」「思っていたより多世代の方の参加があり、海洋ごみ問題に対する意識が高い人が多いと感じた」などの声が聞かれました。

海岸でのごみひろい(左)・終了後の振り返り(右)

○こども向け自然体験プログラム 2021年10月30日(土)

活動団体:NPO法人共育フォーラム
体験場所:恵庭市「えこりん村」

 えこりん村で行われている「こども向け自然体験プログラム」への参加や運営のお手伝いを通じて、身近な自然環境について学びながら、現場の運営方法についても学ぶプログラム。

参加者は3グループに分かれ、森の中にある資源を最大限使って秘密基地を作りながら自然を体感!一般参加の親子の様子も気にかけながら、自然を守ることの大切さを改めて実感しました。

SDGsのゴール12「つくる責任 つかう責任」を意識しながら、帰る時は元通りに。森との距離が縮まった1日でした。

秘密基地づくりに出発!(左)・終了後の振り返り(右)

■第3回〔2021年11月12日(金)〕

ファーストアクションプログラム② 

 第3回目は、実際に体験プログラムを実施してくれた、気候変動対策やSDGsに取り組む3つのNPO等の方々を交えた交流会をオンラインで開催しました。

 参加者は「薪割り体験プログラム」「Hokkaido 海のクリーンアップ大作戦!」「こども向け自然体験プログラム」それぞれのグループに分かれ、体験したことを振り返り、活動団体の方々と一緒に、気候変動対策やSDGsの視点で意見交換をしました。また、実際に体験したからこそ気づいたこと、体験を通じて感じた活動団体の思いなどについても語り合いました。

NPOなどの活動ってなんだか少し特別な事というイメージがあったかもしれませんが、意外と身近なところで行われていること、自分たちと変わらない学生や主婦の方も参加をしていること、そして自分も関わることができるんだな、ということが実感できたのではないでしょうか。

次回、第4回は「気候変動やSDGsについて学ぼう」の回ということで、実際に気候変動対策に取り組む札幌市の担当者や、「気候変動・SDGsアクションLabo」アドバイザーからアクションを行うコツを聞いてみます!

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