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気候変動・SDGsアクションLabo 通信 vol.9

第10回目の「気候変動・SDGsアクションLabo」は、ついに最終回「今の気持ちをシェアして、これからの活動へつなげよう」です。
今までの活動を総括して振り返り、自分自身・チームのこれからを考えます。


■第10回〔2022年3月21日(月・祝)〕
「今の気持ちをシェアして、これからの活動へつなげよう」


まずは、前回から今回までの間に活動したチームの取組状況についてシェアを行いました。


■プラスチックレスチャレンジ

3月19日(土)にノンプラスチック専門エコストアである「プラナシスタ」さんで、プラスチックごみにより汚染された海を再現したオリジナル魚釣りゲームを実施。 参加者には、プラナシスタさんの量り売り体験をプレゼント! 参加者からは、「海洋プラスチックごみの多さを知ることができた。」などの感想が得られました。また、大人よりも子どもたちの方が海洋プラスチックごみの現状を知っていたという事も発見でした。


■Remakosme~コスメに次は私が恩返し!

インスタグラムの投稿を引き続き行っています。 前回以降、アンケート結果を改めて整理し、4つの投稿をしました。いいね数が合計227、投稿の平均で45くらいになっています。 また、関心を持ってくれたアカウントからコメントもいただきました! 引き続き、残りのアンケート結果を投稿予定です!


■フードロス削減!腹八分目で健康に

チラシを市内飲食店「カフェdeごはん」さん、「きいろい種」さんに置かせていただきました! きいろい種さんでは、実際に店頭に立って、お客様にチラシの案内とアンケートの回答をお願いしました。現在、9件の回答をいただいています。 これからコスメチームと同じようにインスタ投稿も始めます!


■活動認定証授与式

認定証は、各プロジェクトチームがどのSDGsのゴールにつながる活動を行ったのかわかるようになっています。そして、「北海道・札幌の豊かな環境を次世代に引き継いでいくため、これからも私たちにできることを考え、一緒に行動していきましょう!」と札幌市や運営事務局からメッセージも送られました。以下に、アドバイザーのタケシさんやファシリテーターのゆーさんによる各チームへのコメントをご紹介します。

タケシさんコメント:自分たちにしかできない高校という場所でアンケートを取り、結果として、誰もやったことがないことができたと思います。今後のつなげ方の可能性がたくさんあるので楽しみにしています!


タケシさんコメント:「エコクッキング会」は、もう数回やっていけるとよいですね。 続けていくにはとてもやりやすい企画だったのかなと思います!
ゆーさんコメント:SDGsゴール15番(陸の豊かさも守ろう)は、たい肥作りにアクションしようという部分がつながりますね。


ゆーさんコメント:SDGsゴール2番(飢餓をゼロに)、12番(つくる責任つかう責任)はフードロス削減に直接的に関係するところ。 3番(すべての人に健康と福祉を)はフードロス削減、そして自分の健康を考えようという視点でアクションしたこと。7番(エネルギーをみんなにそしてクリーンに)はごみを減らすことで、消費エネルギーの削減にもつながるという視点ですね。
タケシさんコメント:現在、店舗でのアンケート集計数は9件かもしれないけれど、webアンケートとはタイミングと質が違うので、実は貴重な9件だと思います。 店舗でのアンケートは、行動変容へのつながりを期待できると思います!


ゆーさんコメント:対面でのイベント、とてもよかったですね! 実際の様子を見ましたが、ごみがたくさんあって、魚がうまく釣れないのがもどかしくて。上手に未来の海が再現されていたと思います。チームメンバーがそれぞれの得意分野で分担をしながら活動を行えていて、SDGsの17番「パートナーシップで目標を達成しよう」にもつながっていますね。
タケシさんコメント:ありそうで意外とない切り口だったと思います。 札幌市は海がないので、ごみは石狩湾へ流れていきます。札幌市など都市部で流出するごみを減らしていく活動は重要になってくると思います。



活動認定証授与式を終えた後は、チーム毎に振り返りを行いました。
以下にコメントの一部をご紹介します。

■チームの振り返り

「自分が参加できなかった時は、slackでのチームメンバーのやり取りを見ているだけでとてもわくわくしました。私は学生なので、皆さんの取り組み方、スケジュール調整や社会人スキルがとても新鮮で学びになりました。学生の皆さんも自分にできることをしていて、一人一人の活動を見ていて、学びになることが多かったです。」

「皆よく時間作って取り組んだと思います。また、事務局・サポーターからのフォローがとても助かりました。思っていることの言語化のお手伝いやデザインをしていただいたことなど、いろんな人たちが関わって形にできたと思います。」

「イベントの現場で参加者にインタビューをしましたが、参加者から楽しかったとの感想をいただけました。クイズという形式も好奇心を奮い立たせたようでした。仮想でも2050年のプラスチックだらけの海が実体験できたのが良かったし、SDGsの基本が学べたのではないかなと思います。」

「アクションを考え、実行に移すのが大変でした。お店に来る人はいたけど、チラシを見てくれる人は少なくて、アンケートのお願いの声掛けはとても効果があったと思います!」

「自分の気になっていた社会課題に対してアクションできてよかったです。」

「自分の身近に感じていた悩みをみんなで共有できてうれしかったし、一緒にアクションできて楽しかったです。飲食店での声かけの際はとても緊張しました。」

「身近な課題についてアクションできて良かったです。アンケートを作ることなど貴重な体験ができました。」



■個人の振り返り

続いて、個人の振り返りを行いました。振り返りフォームを各自回答した後、ブレイクアウトルームに分かれ、振り返りの内容をシェアしました。

以下にコメントの一部をご紹介します。

「新たな気付きがたくさんありました。プロジェクトの進め方や、役割分担の仕方などを知ることができました。反省としては、もっとフットワーク軽く行動できればよかったです。皆さんが、『話にあったので早速行ってみました!』『良さそうだったので買って試してみました!』など思い立ったら即行動!していて、自分もどんどん行動していこうと思いました。」

「フードロス削減チームで活動していたが、自分の関心が高くなったことで、身近なところで気付けることが多くなっていったのが印象的でした。例えば、○○寿司のシャリ半分など、実は色々なところでフードロス削減の取組をしていたことに気付くことができました。」



■これからを話し合う

そして、今後の自分たちのプロジェクトと、自分自身について、どのようにしていきたいのかを話し合う時間。

前半・後半に分けて、チームのこれからと自分の次のアクションについて話し合いました。

アドバイザーのタケシさんからは、
「今後のチームをどうするか、を考えるにあたって、『裸踊りとリーダーシップ』の動画はとても参考になります。今回実施したような、この小さなアクションは周りから見たらいろいろ言われますが、アンケートの回答を得られたなど、結果もあるのでそれをどう広げていくかを考えていければよいですね。今回、最初にリーダーになった人もいますし、それに続くフォロワーになった人もいると思いますが、それぞれのタイプがあると思うので、それぞれのタイプで参加していくのがよいと思います。」
というコメントもいただきました。

(デレク・シヴァーズ 「社会運動はどうやって起こすか」 https://www.youtube.com/watch?v=V74AxCqOTvg)



これからのプロジェクトチームについて、それぞれのチームごとにブレイクアウトルームで話し合い、全体で内容のシェアを行いました。以下にシェア内容をご紹介します。

■フードロス削減!腹八分目で健康に
「これからは、引き続きアンケート数を上げるために、他のお店にもあたってみたいと思います。また、インターネットでアンケート回収などもやっていきたいです。今回は、消費者に向けての行動変容を考えていましたが、これからはお店側にメリットがある部分を考えていき、よりフードロス削減に協力してもらえるようにしたいと思います!」


■Remakosme~コスメに次は私が恩返し!
「4月以降も可能な限り活動を進めたいと思います。引き続き、アンケート結果や自分たちの考え方などをどんどん発信していく予定です。また、もう一度校内でお知らせ等を実施して、興味を持ってくれた人がいたら、チームメンバーになってくれたらいいなと思います。アカウントのフォロワーが増えれば、アンケートをストーリーで行うこともできるので、そこも活用していきたいです!」


■プラスチックレスチャレンジ
「魚釣りゲームをもっとたくさんの人に体験してもらいたいと思っています。ショッピングモールや環境広場さっぽろなどでやっていきたいです。今後自分たちで持続的に取り組んでいけるかわからないので、誰でも真似できるようにノウハウ提供や親世代への訴求部分ももっと考えていきたいと思います!」


そして、後半では、これから自分の生活環境などが変わっていくときに、どのように活動に関わっていけばよいのか、という悩みを共有するメンバーもいました。


アドバイザーのタケシさんからは関わり方に悩んでいるというコメントについて、

「メンバーに迷惑かけてしまってよいんです。誰かに仕事が忙しい中お願いするなど、迷惑はどうしてもかかってしまうのものなんです。そこをどう他の人と補完していけるか。頼っていいですし、迷惑かけてしまったら謝っていけるような関係性、雰囲気ができるとよいのかなと思います。」
とお話もいただきました。


最後に全体で一人一言シェアを行いました。

「自分自身が変われました。自分はアイディアを出すのが苦手ですが、他の人は思いついたらぱっとお話ししていてとても勉強になりました。」

「大学生活は、ほとんどオンラインでの授業で友達ともあまり話せず、寂しかったのですが、今回参加できて色々な人とお話しできて楽しかったし、うれしかったです。」

「大変さと楽しさのバランスが、最初は本当に大変でしたが、最後の最後で楽しさが勝って、とても楽しめたのかなと思います。」

「自分がいつもモヤモヤしていたところを今回テーマにできて、3人も賛同して一緒に活動することができてよかったです。」

「SDGsは2030年までというところで、次の世代につなげていかないといけないと思っていて。自分が絶対だと思わないように、対話を通して考えていくのを意識していきたいなと思いました。」

「普段自分が触れることのない人たちとお話しできてとてもよかったです。今後の人生にとても有意義な活動になったと思いました。」




これにて、令和3年度の「気候変動・SDGsアクションLabo」は終了となります。
これまでの内容も各回ごとに記事にしておりますので、ぜひご覧ください。

「気候変動・SDGsアクションLabo」詳細はこちら


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