企業ランキング上位!NTTドコモのSDGs取り組み事例
私たちの生活の中でも大変重要なものになっている「スマートフォン」
そんなスマートフォンなどの通信機器やインターネット環境などを提供している企業はどこを思い浮かべますか?とたずねられると、「SoftBank」「au」「ドコモ」といった大手3大キャリアを答える方も多いのではないでしょうか。
最近では楽天モバイルやLINE、Y!モバイルなどの格安SIMも増えてきましたがそれでも圧倒的に大手キャリアのスマートフォンやネット環境を使用しているといった方は多いのではないでしょうか。
そんな大手の中でも今回は「NTTドコモ」に注目。
実はNTTドコモでは新しいプロジェクトを実行中なんです!
そこで今回はNTTドコモとSDGsといった観点から少し掘り下げて、NTTドコモがどのようにSDGsの目標達成のために貢献をしているのかについて見ていきましょう♪
1NTTドコモってどんな会社?
まずはNTTドコモがどのような企業なのかについてあらためて確認をしていきましょう。
社名《株式会社NTTドコモ》
資本金:949,679(百万円)(2020年3月31日現在)
営業開始日:1992年7月1日
従業員数:8,100名(当社グループ27,558名)(2020年3月31日現在)
主な事業内容:①通信事業②スマートライフ事業③その他の事業
(参考:NTTドコモ会社概要 より)
資本金や従業員数から見ても大手企業だということは見てわかりますよね。
ドコモと聞くと通信事業のイメージが多いかもしれませんが、実は事業内容は3種類あります。
私たちがよく知っている携帯電話サービスなどの通信事業、動画配信や音楽配信など娯楽に関わるサービスや金融や決済などのサービスのスマートライフ事業、そしてケータイ補償サービスやシステム開発といったようなその他の事業があります。
まずは、NTTドコモが通信事業だけではなくスマートライフ事業やその他の事業についても取り扱っているということを覚えておきましょう。
2NTTドコモとSDGsの関係性
それではつぎに、NTTドコモが新規プロジェクトを開拓するにあたりどういった背景があってプロジェクトを発信するようになったのかについても確認していきましょう。
◆SDGsは世界位共通の目標
ドコモだけではなく、さまざまな企業や広告、テレビやCMでもここ最近見かける機会が増えてきた「SDGs(エスディージーズ)」といったものがあります。
SDGsは2015年の国連サミットで採択されたことをきっかけにはじまった世界共通の目標です。
正式な期間も設けてあり、2015年の採択から2030年までという期間の中で決められた17個の目標と169個のターゲットを国連加盟国全てが達成できるように取り組まなければいけません。
もちろん、国連加盟国である日本も例外ではないため国内企業や政府はSDGs目標達成のために日々プロジェクトを推奨したり開拓したり、成功させているんですよ。
またSDGsには経済効果が見込めるという発表を受けて、日本でもSDGsに新規参入する企業も多いのが特徴です。
NTTドコモでもSDGsの目標を達成できるように、自分たちの事業にあわせた取り組みをしています。
それが今回ご紹介する新しいプロジェクトに繋がるんですよ♪
まずは「SDGsとはなにか」「SDGsの目標」について把握しておくようにしましょう。
ポイントその①
SDGsとは、『Sustainable Development Goals(サスティナブル ディベロップメント ゴールズ)の略であり、持続可能な開発目標』という意味である。
2015年9月の国連サミットで採択された世界共通の目標であり、ゴールまでの期間を2030年までと設けていることが特徴として挙げられる。
国連に参加している193カ国すべての国が参加しており、日本もSDGsに参加している国の一つである。
《SDGsの目標》
テーマ 『誰も置き去りにしない世界』を目指して
目標1 「貧困をなくそう」
あらゆる場所で、あらゆる形態の貧困に終止符を打つ
目標2 「飢餓をゼロに」
飢餓に終止符を打ち、食料の安定確保と栄養状態の改善を達成するとともに、持続可能な農業を推進する
目標3 「すべての人に健康と福祉を」
あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する
目標4 「質の高い教育をみんなに 」
すべての人々への包摂的かつ公正な質の高い教育を提供し、生涯学習の機会を促進する
目標5 「ジェンダー平等を実現しよう」
ジェンダー平等を達成し、すべての女性及び女児のエンパワーメントを図る
目標6 「安全な水とトイレを世界中に」
すべての人々の水と衛生の利用可能性と持続可能な管理を確保する
目標7 「エネルギーをみんなに そしてクリーンに」
すべての人々の、安価かつ信頼できる持続可能な近代的エネルギーへのアクセスを確保する
目標8 「働きがいも経済成長も」
包摂的かつ持続可能な経済成長及びすべての人々の完全かつ生産的な雇用と働きがいのある人間らしい雇用(ディーセント・ワーク)を促進する
目標9 「産業と技術革新の基盤をつくろう」
強靱(レジリエント)なインフラ構築、包摂的かつ持続可能な産業化の促進及びイノベーションの推進を図る
目標10 「人や国の不平等をなくそう」
各国内及び各国間の不平等を是正する
目標11 「住み続けられるまちづくりを」
包摂的で安全かつ強靱(レジリエント)で持続可能な都市及び人間居住を実現する
目標12 「つくる責任 つかう責任」
持続可能な生産消費形態を確保する
目標13 「気候変動に具体的な対策を」
気候変動及びその影響を軽減するための緊急対策を講じる
目標14 「海の豊かさを守ろう」
持続可能な開発のために海洋・海洋資源を保全し、持続可能な形で利用する
目標15 「陸の豊かさも守ろう」
陸域生態系の保護、回復、持続可能な利用の推進、持続可能な森林の経営、砂漠化への対処、ならびに土地の劣化の阻止・回復及び生物多様性の損失を阻止する
目標16 「平和と公正をすべての人に」
持続可能な開発のための平和で包摂的な社会を促進し、すべての人々に司法へのアクセスを提供し、あらゆるレベルにおいて効果的で説明責任のある包摂的な制度を構築する
目標17 「パートナーシップで目標を達成しよう」
持続可能な開発のための実施手段を強化し、グローバル・パートナーシップを活性化する
SDGsについてさらにもっと詳しく知りたい!といった場合にはこちらのサイトもおすすめです。
①最近耳にするSDGsとは?意味を解説!
②SDGsの目標と意味を分かりやすく解説します!
3NTTドコモの取り組みと新プロジェクト
NTTドコモについて、SDGsについて理解できたところで実際にNTTドコモがどのような取り組みを行なっているのかについて見ていきましょう。
(1)2018年からスタートした介護の働き方改革
「ドコモなのに介護?」と頭にはてなを浮かべる方も多いかもしれませんが、ドコモの事業の中にはその他の事業でシステム開発などが含まれていたのを思い出してください。
ドコモでは「lot×5G×パートナー協創プロジェクト」といったプロジェクトで、パートナー企業と手を取り介護現場の働き方改革に取り組んでいます。
働き手の負担が多く離職率の高い介護業界を少しでも負担を減らし、長く働き続けられる現場になるように…と取り組んでいます。
他にも「lot×5G×パートナー協創プロジェクト」では他のパートナー企業とワークショップを開催したり、SDGsの目標達成に貢献できることを目標に社会課題の解決に取り組んでいます。
▷ドコモが目指すSDGs IoT×5Gと人生100年時代
「lot×5G×パートナー協創プロジェクト」についてさらに詳しく知りたい方は上のサイトからチェックして見てくださいね♪
(2)ドコモは以前からSDGsの目標達成に取り組んでいる
メディアで注目されているのはさきほどもご紹介した「lot×5G×パートナー協創プロジェクト」といったプロジェクトですが、実際はもっとたくさんSDGs目標達成のためにNTTドコモは日々取り組んでいるんですよ。
①SDGs目標10「人や国の不平等をなくそう」に貢献している
日本でも多くの外国人労働者や観光客が訪れる中で日々感じる壁といえば「言語」ではないでしょうか?
SDGsでは目標10に「人や国の不平等をなくそう」といったものが設けられています。そこで言語が壁になってしまって、外国人労働者が日本人と同様に働けないといったことがないようにしなければいけません。反対に私たち日本人が海外で生活をする際にも同じことが言えるんですよ。
そこで「言語」という壁を気にせず誰もが平等に暮らしていけるようにドコモで開発されたシステムが「はなして翻訳」というサービス。
12言語に対応し、訪日外国人や日本人からも頻繁に使われているアプリです。
使い方の設定もできるため、ビジネスシーンや日常生活シーンなどに合わせて使用することができるため言語の壁を感じる方にはぜひ一度利用していただきたいサービスです。
ビジネスや個人に合わせて使い方を設定できるので、どうしたらいいかわからない…と言った場合には特に役立つアプリなのでダウンロードしておいて損はありません。
②SDGs目標5「ジェンダー平等を実現しよう」
昨今あらゆる企業でも政治でも注目されている「ジェンダーの平等」
NTTドコモでもジェンダーに関する取り組みは積極的に行われています。
たとえば、女性の活躍推進に向けて社外の講師を招いて「女性の健康セミナー」を開くなどして女性のライフサイクルなどを配慮した取り組みをしています。
③SDGs目標12「つくる責任 つかう責任」
ドコモでは資源の有効活用を重視してプラスチックに対する取り組みも積極的に取り組んでいます。
1998年から携帯電話の回収・リサイクルに取り組んで、法律に基づいたプラスチックの再資源化に勤めているのが特徴です。
さらにプラスチックを使用していた紙袋をリニューアルして、100%髪を使用したものを採用するなどしてスマートフォンに関わる面からもSDGsの目標達成のために取り組んでいるのが特徴です。
NTTドコモはSDGsハイライトのほかにもCSRやサスティナビリティに関するレポートを細かくわかりやすく発信しているので、NTTドコモのSDGsやCSRに関する情報について知りたい場合にはこちらのレポートもあわせてチェックしてみてくださいね☆
▷NTTドコモグループサスティナビリティレポート2020
▷NTTドコモグループSDGsハイライト2020
4NTTドコモのSDGsに対する取り組みのまとめ
いかがでしたか?
今回ご紹介した内容のまとめです。
【NTTドコモ×SDGsについて】
・NTTドコモについて
・SDGsとは?
・NTTドコモの取り組み
(1)介護現場の働き方改革|Iot×5G×協創プロジェクト
(2)その他のドコモの取り組み
①SDGs目標10「人や国の不平等をなくそう」
②SDGs目標5「ジェンダー平等を実現しよう」
③SDGs目標12「つくる責任 つかう責任」 について解説してきました。
NTTドコモは通信事業だけではなく以前から取り組んでいたシステム開発やライフ事業と深く関わりのあるSDGsの目標達成に向けて積極的に取り組んでいます。
さらに自社だけではなくパートナー企業と協力することによって、自社だけでは解決ができないという問題も乗り越えられるようにしているのが特徴でした。
ほかにもNTTドコモのほかにも日本国内ではSDGsに取り組んでいる企業はいくつもあります。
NTTドコモの他にSDGsに取り組む事業が知りたい!といった方にはこちらのサイトもおすすめです☆
・SDGsに取り組む企業TOP100まで大紹介!
こちらのサイトではSDGsに取り組んでいる企業TOP100についてまとめられています。ドコモの他にもSDGsに取り組んでいる企業が気になるといった方はこちらのサイトを参考にしてみてくださいね。
【参考サイト】
・SDGsに取り組む企業まとめ!具体的な事例もご紹介
・ドコモが目指すSDGs IoT×5Gと人生100年時代
・成功事例から学ぶ、SDGsと日本の中小企業経営の親和性
・ドコモとSDGs
・株式会社NTTドコモ
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