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【vol.18】TAKE OUTたんご~飲食店の応援の輪を広げる取り組み~

今回は、私の住む地域の話題をシェアさせてください。

昨今、新型コロナウイルスの影響による外出自粛要請等のため、まちの飲食店への打撃が深刻なものとなっております。

そのような中、全国で飲食の”テイクアウト”の動きが活発化していますが、京都府北部の”丹後エリア”でも、その動きが始まっています。

「TAKE OUTたんご」


この取り組みがとても良いと思ったので、
やっぱりいつものように(笑)、SDGsに結び付けてみました。

ゴール11「住み続けられるまちづくりを」
都市と人間の居住地を包摂的、安全、強靭かつ持続可能にする

「広く」考えると、経済へのアプローチを行うことで、地域の人たちが変わらず住み続けられるまちづくりを推進する、といった取り組みになると思います。

ゴール12「つくる責任 つかう責任」
持続可能な消費と生産のパターンを確保する

店舗側からすると、テイクアウトで消費してもらうことにより、仕入れたり仕込みをした食品の”ロス”を少しでも減らせます。

ゴール2「飢餓をゼロに」
飢餓に終止符を打ち、食料の安定確保と栄養状態の改善を達成するとともに、持続可能な農業を推進する

飲食店などに食料を提供している農家をはじめとする”生産者”の所得を守り、食料の安定確保を行うことで、持続可能な農業の推進にもつながると考えられます。

ゴール8「働きがいも経済成長も」
すべての人のための持続的、包摂的かつ持続可能な経済成長、生産的な完全雇用およびディーセント・ワーク(働きがいのある人間らしい仕事)を推進する

経済を少しでも動かすことが、お店や従業員の方々の雇用を守ることにつながります。また、原則として事前予約を受け付けることで、より効率的な働き方につながるとも考えられます。

ゴール17「パートナーシップで目標を達成しよう」
持続可能な開発に向けて実施手段を強化し、グローバル・パートナーシップを活性化する

このゴールがある意味、一番重要ではないかとも思います。

この”TAKE OUTたんご”の取り組みをするにあたり、「自分たちも丹後のために何かしたい」という思いを持った有志が集まり、”All Tango Action”という団体が新たに立ち上がっています。

そして、それに地域の商工会青年部や青年会議所が共催し、手を取り合って店舗の情報収集や広報発信、そして自らもテイクアウトで応援するという流れが生まれてきています。

このように、これまではあまり交流がなかった人や団体同士が、こういった有事をきっかけに連携することで、今後(例えば大きな災害のときなど)にも活かせる”強力なパートナーシップ”が生まれる可能性があります。

また、地域の人たちがこの取り組みに共感して積極的にテイクアウトを行うことで、市民と地域のお店とのつながり・パートナーシップもさらに推進されると考えられます。

このように考えていくと、この取り組みがたくさんのSDGsのゴールにつながることがわかり、大変な状況でもSDGsを推進し、さらに状況が好転した後にも貴重な財産として残るものができるのではないでしょうか?

※ただ、SDGsの視点を持つとどうしても注意しておかないといけないのは、テイクアウトが増えると、プラスチックはじめ、使い捨て容器のゴミが増え、環境への負荷がかかるということがあります。
そこは、消費者側、店舗側がそれぞれ心がけることで衛生に配慮しつつ、なるべくマイバッグやマイ容器などを持参することで軽減できると思います。
これを機に、”エコなテイクアウト”ということも進んでいけば良いなと思います。

※そして、もちろん、テイクアウトを理由として過剰な外出をしたり、テイクアウト時に三密になることは避けないと、コロナウイルス感染のリスクを増やし、ゴール3「すべての人に健康と福祉を」にはむしろ逆行してしまうことになり兼ねないことは言うまでもないと思います。

私自身ももちろんですが、”トレードオフ”はしっかり意識して取り組まないといけませんね。

まさに”今”、大変な状況の中ではまだまだ理想論かもしれませんが。。。
この取り組みを起点として、今後もまちの経済が少しでも活性化され、「自分ももちろんしんどいけど、人のことを応援することで自分も元気になる」、そんな雰囲気がつくられていけば、もっと素晴らしい地域になっていくのでは?と感じています。

今回のことが、SDGsでも大切な”地域内で循環する経済”を見直すきっかけになり、アフターコロナ後もこのような動きが継続されることを願って!
自分にできることをやっていきます。


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