【My SDGsはじめました】男女共同参画ってなんだろう?

こんにちは!みきてぃです。

かなり前の話ですが、ジェンダー学を切り拓いてきた上野千鶴子さんの講演会に参加しました。
というのも、私、自己紹介で書いているように、青年海外協力隊として女性支援に携わらせていただいたものの、帰国してからは、さっぱり…。

「日本の男女共同参画の問題点ってどこにあるの?」と、せっかく興味を持っていただいた方に聞かれても、「フィジーの方が、はるかに進んでましたよ!」と答えるだけで、では、「どこがどう進んでいるのか」「なぜ進んでいるのか」「日本は何が問題で、それに対してどう行動すれば良いのか」…それらを感覚ではなく、きちんと説明できる「言語化」が自分の中でできず、もやもやする日々。

そんなもやもやを抱えていたある日、目にした(かなり前の)ニュース。
「東大入学式の上野千鶴子氏の祝辞が物議を醸す」
物議?と思いながら、何気なくスピーチの原文を読んだとき…、自然と涙が溢れてきたことを覚えています。スピーチについては、ぜひ、こちらをどうぞ!

スピーチに涙を流してから、時を経て、上野千鶴子さんの講演会に参加できる機会があったので、このSDGレディーsのnoteを通じて、シェアさせていただけたら嬉しいなと思います。

テーマは、「変えてきたこと、変えられなかったこと、これから変えていくこと」

講演会を通して、私が特に心を揺さぶられた点についても、まとめておきます。

・制度は変えられます。

・私たちが今享受している「当たり前」(女性は職場でお茶くみだけしていれば良い、結婚したら辞めるもの、なんてことは、おかしい!ということ)は、その「当たり前」のために「うるさい奴、厄介な奴」と周りから嫌われながらも言い続けてくれた人たちのおかげである。
まさに、「#わきまえない女」たちのおかげで、今の社会がある。そして、次の時代に何を残していくのかは、今の自分たち自身の責任。「#わきまえない女、#めんどくさい女、#うるさい女」になりましょう。

・私たちが、今できることは、加害者にも、被害者にも、そして傍観者にもならないこと。(差別的発言に対する)沈黙は同意、笑いは共犯である。

・文明の成熟度を測る一つの指標は、弱者に対してどう遇するか。日本の文明の成熟度は果たしてどうだろう?

・人は、弱者で生まれて、弱者で死んでいく。この超高齢社会を生きる道として、安心して弱者になれる社会であってほしい。
安心して、要介護に、認知症になれる社会であってほしい。
そのことを、東大のスピーチ「自分の環境と能力を恵まれない人を助けるために使ってください。強がらず、弱さを認め、支えあって生きてください」という言葉に込めた。
これは、決して、恵まれた者が恵まれない者に与える施しのことを言っているのではない。
自分自身がいずれ弱者になることを、自分自身が弱き者であることを自覚して、弱き者が弱いままで安心して暮らせる社会を、弱い自分自身のためにもつくっていきたいという思い。

特に、弱き者が弱いままで生きられるために、ジェンダー施策もその他の施策も必要ですという言葉が胸に響き、私も、弱き者の一員として、自分の弱さを認め、他者の弱さに寄り添い、半径1kmから少しでも生きやすくなる行動したいと熱い思いをいただきました。

とはいうものの、何から始めて良いのかまだわからないので、ひとまずはこのnoteに記すところから。
そして、このnoteを読んでくださった方もまた、その一員として何かを考えるきかっけとなってもらえれば良いな…というほんの少しの期待を込めて。

長文、乱文にもかかわらず、最後までお読みいただき、ありがとうございます!

最後にもう一つ
・母親世代の最大の功労は、我慢しない娘たちを育てたこと。自分たちは我慢しながらも、おかしいことをおかしいと言える女性たちを育て上げて、今がある。

お母さん、ありがとう!
うちの母はほぼ専業主婦だったけど、そんなの関係ない。
色々諦めたり落ち込むことはあっても、女だからって諦めたことは、そういやないかも…と思うと、母は偉大だなぁと思います。


みきてぃ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?