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Vol.29 三拍子。

その昔(←いつの頃だよ!)、「日本人は三拍子のリズムを取る事が苦手」と言われていまして、かく言う「リズム音痴な私(注: 当連載のVol.7 を参照して下さい)」も、自分自身の体験や体感として『三拍子って苦手だな~』と強い苦手意識を持っていたものです。

しかし、先日 ふと文部省唱歌の『朧月夜』を「なのは~な、ばたけぇに♪」と口ずさんで(今更ながら)気づいたのは、「これって、三拍子ではないか!」ということ。


【参考音源】『朧月夜』


「あれれ…?」と思って、今度は『ふるさと』を口ずさんでみれば、これまた三拍子!


【参考音源】『ふるさと』


更に『赤とんぼ』を口ずさんでみれば、これまた三拍子!


【参考音源】『赤とんぼ』


ついでに言えば、『ぞうさん』も三拍子!


【参考音源】『ぞうさん』

…幼少時から聴き馴染みがある歌曲の数々が、こんなにも「三拍子」にあふれている!?のに、どうして『三拍子が苦手になる』のか?
ここにきて、そんな「新たな疑問」が湧いてしまった今日この頃です。

では(今週はいつもより短めですが)、締めの『吃音短歌(注1)』を…

飲み物は つつがなくノド 通るのに なんで ふさがる 言葉一つに

【注釈】

注1)吃音短歌

筆者のハンディキャップでもある、吃音{きつおん}(注2)を題材にして詠んだ短歌。
この中では『「吃音」「どもり」の単語は使用しない』という自分ルールを適用中。

注2)吃音(きつおん)

かつては「吃り(どもり)」とも呼ばれた発話障害の一種。症状としては連発、伸発、難発があり、日本国内では人口の1%程度が吃音とのこと。

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