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上場企業内定を辞退して選んだグラフィックレコーダーの道。わたしは武器が欲しかった。

こんばんは、お絵かきステッカー屋さん #スクスクリブル 代表のまりんです。大学4年生でフリーランスになり、 上場企業内定を辞退して選んだグラフィックレコーダーの道。

わたしは『武器』が欲しかった。
そう思ったあの日の話しをさせてください。

わたしは中学の頃からみんなの相談役ポジションで、中高大といろんな友人の相談に乗っていました。中学の友人にはやんちゃな子が多く、16歳くらいで子どもができて結婚した友人もいます。お互いの準備ができてないまま結婚してしまうケースもあるので、ケンカが絶えず別れてしまう夫婦も珍しくありません。

そのようなケースと似た相談を、中学時代の友人から受けていたことがあるんです。その旦那さんが彼女にキツく接してしまう人で、わたしは彼女のグチなどを聞きながら、少しでもふたりの関係が良くなればと一緒に考えていました。

ある日、友人から1枚の写真が送られてきました。そこには青あざができた彼女の腕が写っていて「殴られた」という一文が添えられていました。それを見て思ったんです。わたしは結局なにもできていなかったんだと。友達の身にDVが起きてしまった。自分は無力だった。それを痛感しました。

その経験をして、物事を解決するには話を聞くだけではダメなんだとわかりまして。だから何か、聞くこと以外でアプローチできる武器を身につけたいと考えました。

「この分野だったらわたしに任せて!」と言えるくらいの武器があれば、もしかしたら彼女にDVは起こらなかったかもしれない。とにかく何かないかと探して、当時好きでやり始めていたグラレコが武器になるかもしれないと思いました。グラレコができればDVを防げたと考えたわけではないですが、とにかく自分の武器と呼べるものがほしかったんです。

いろんな分野での会議やイベントの内容を、リアルタイムで絵と文字を用いて可視化していくグラレコでは、今までわたしが趣味でやってたデザインや、専攻してきたマーケティングの知識、聴覚障がいをもつ学生の横に座って一緒に授業に出席し、教授が話していることを要約・筆記する『ノートテイク』のボランティアで身につけた要約力が活きています。

現状、わたしのグラレコは、わたしにしかできないものと評価してもらえるものになってきました。何もできなかった自分が何かできるようになりたくて、グラレコをしています。

ー2019年1月11日
コンプレックス大百科インタビュー記事より

大学生でたまたまペンを握り、独学でグラレコをしてきて6年。今では会社をつくり、池上彰さんや小池百合子東京都知事などの著名人をはじめ、NHKの生放送や、小学校での実施などを含め、多くの企業さまや行政さんと協働しグラレコを行っています。テレビ東京ドキュメンタリーにて特集いただいたり、書籍に掲載いただいたり、多数のメディアにも取り上げていただきました。

小池百合子東京都知事が自らグラレコを使って振り返り

グラレコは自分の武器になったと言えるようになりました。可視化の可能性を探求してきたわたしだからこそ、届けられるサービスがあると信じられるようになりました。

わたしも母子家庭でお金がなくしんどい思いをして育ちました。やんちゃな多くの友人たちも、家庭環境が複雑でした。 誰が悪いわけでもない。親も愛情を持って接しているけど、寂しさを感じてしまう子どもが多いような気がします.
そんな、過去の自分や友人に届けたいサービスがスクスクリブルです。

親子がお互いの愛を身近に感じられる形は何だろう、と長年考え続けて生まれたのが、この「 #スクスクリブル(スクリブル=らくがき)」プロジェクトです。

子どもたちが描いたイラストや言葉をオリジナルステッカーでお届けします。過去の自分や友人に向けて構想を膨らましてきました。

ぜひ応援していただけたら嬉しいです!

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少しでも興味持ってもらえた方へ
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