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こんな日もあるよ

朝は普通に目が覚めた。時間は8時前か。
でも何かおかしい。
胸がざわつく。
こんな時に出てくる症状は「人に会いたくない」「布団から起きられない」である。
痛恨の極みだがバイト先に電話で欠勤の連絡を入れる。

昔からそうだが、いわゆる「ずる休み」の電話は変に緊張する。
わざとらしく声のトーンを落として体調不良のふりをしながら会話する。
新しい職場は色々な意味でクリーンで優しい。
今日の電話対応も易しく安心させるものだった。

それだけに罪悪感が。。。

今までに何度この罪悪感にさいなまれてきたことだろう。
どんなに正当化しようとも結局は「甘え」なのだ。

自分の体に心に負けて逃げている。
逃げるのは止めたいと何度も何度も誓ったはずなのに。

双極性障害は本当に厄介な病気だ。
もちろんその他のメンタル疾患も厄介であることは分かっている。

双極性障害の場合、自分の現状を客観的にとらえることが大切だと思う。

機嫌よく安定しているのか、躁期に入ってハイになっているのか。
自分なりの判断基準は持っているつもりだが正確かと問われると自信はない。

後から振り返るとはっきりとわかる。
私が300万円の詐欺に引っかかったときは完全に躁期だった。

何といっても万能感が半端ない。
なんでも自分にはできると思い込んで、どんどん前に進んでしまう。
積極的とは違う。
猪突猛進に近い。私の場合は躁期に金銭面でのトラブルを起こすことが多い。

今飲んでいる薬は比較的自分に合っている。
安定しているし昨日だって幸せを感じていたはず。

それなのに今日は一転して鬱の波に飲み込まれてしまった。

クローズで正社員勤務などとても無理だと改めて目の前に突き付けられた感じ。
でも、それは納得したはずだ。
だからバイトで気楽にある程度稼ごうと決めたのだから。

もうすぐ障碍者手帳も手元に届くだろう。
自分が障碍者であることそれは事実だし受け止めるべきだ。
だからというわけではないが、辛いときは逃げてもいいのかもしれない。

逃げながら継続していく道を模索しよう。
声を大にして宣言する必要は無いが
「私は双極性障害Ⅱ型の障碍者です」と心の底から認めて生きていこう。

だからこそ「こんな日もあるよ」と自分に声がけしてあげよう。
XのTLには同様にメンタルの病と闘っている同志がたくさんいる。
彼らのポストで元気を貰えるし、安心もできる。

お前は一人じゃない。
これからも双極性障害とうまい事付き合っていかねばならない。


だからもう一度自分に言い聞かせる。
「こんな日もあるよ」


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