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三月のテーマは「動く」

ウォーキングを始めた。一週間になる。
きっかけは体がなまっていることに気づいたからだ。


というのも先日、急いで駅に行くために横断歩道を渡ろうとした時のことである。信号が点滅し終わる前にわたりきろうと思って走った。走ることは出来た。だが走った後、愕然とした。

息は切れ切れ。足はガクガクする。

特にふくらはぎが重く鈍くなるのを感じた。体の衰えを感じた瞬間だった。
そんな時、村上春樹のエッセイを思い出した。

確か、それは走ることについてのあれこれで、走ることの有意義さを説く内容だったように記憶している。
その中で、かの有名小説家も、毎日こつこつと走ることを続けて、体を鍛えているのだと知った。

「体力を持って、人間の毒を制す」

そんな文章があったように思う。

この言葉を思い出したその日から僕はウォーキングを始めた。

そして、1日30分、ひと駅先までの3キロ程度の道のりを歩くと決めた。

歩き出してみると、不思議なことが起こった。
体が見違えるほど軽く感じるようになったのである。
日に日に動作一つ一つがなめらかになるような。
このことは今までの自分では考えられない現象であった。

体を動かすことの重要性。その至極当然の理を発見したのであった。

というわけで、3月のテーマはこうだ。

「動く」

より歩き、少し走ることも織り交ぜつつ、衰えた体を鍛え直していく過程を楽しみたいと思う。

今後の執筆と制作の糧にしてまいりたいと思います。