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140文字小説 NO.3「歌う自転車」

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歌いながら自転車をこぐ。爽快だった。同級生のあなたとすれ違うまでは。あなたはすれ違いざまに、クスッと笑った。思わず私は自転車を止めて「バカにするな!」と言い放った。すると、あなたはビックリして、慌てて取り繕うように言った。「きれいな声だよ」と。私の方がむしろ赤くなってしまった。

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今後の執筆と制作の糧にしてまいりたいと思います。