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映画『ガーンジー島の読書会の秘密』

2014/イギリス
監督: エレイン・コンスタンティン


ガーンジー島というのは、イギリスとフランスの間のチャンネル諸島に位置し、イングランド王ウィリアム1世の頃(1066年)ぐらいから王室の属領となっているそうである。しかし連合王国には含まれず、独自の自治的議会を持っている。EUにも加盟していないらしい。外交などはイギリスに依存し、明確に主権国家とはいえないらしい。なかなか複雑な立ち位置の自治体である…

……というお話は、映画には出てこなくて、主な物語は、ナチスの占領下の読書会にある。
いろんな要素のある映画で、知的でおしゃれな映画だった。本好きや、物を書く人はちょっとウキウキすると思う。ラストをいわゆるラブなストーリーで締めるので、ほとんどこーなったらいいなーの願望が満たされるので、個人的には逆にアレですが、清々しい映画である。

映画館のお客が中高年が10人くらいと若いカップルが1組だけだったのが、もったいない映画だった。

エンディングは見た目が地味だけど、すごくかわいい。本の文化…朗読の文化を感じた。

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