デザインの悪用と紙広告

デザインの悪用がおもしろい広告がポストに投函されていました。内容の抜粋は以下の通り。

  1. タイトルは「インターネット設備に関するお知らせ」。タイトル直下は一般的なマンション配線形態の説明。

  2. 回線契約切り替えのメリットは中央に太字で大きく。メリットが受けられない場合の注釈はその下に小さく。

  3. 送信社名は実線で囲い末尾に記載。電話番号などは太字で大きく。会社名は営利と分かりにくくして細字で小さく。

  4. 管理会社でないことは回線契約切り替えのメリット注釈末尾に紛れ込ませ、送信社名は実線の上に配置して読まれにくく。

それぞれの意図は次だろうと思われます。

  1. 管理会社の文書と見分けにくいタイトルで注意を引く。直下には一般論とお得で好感度アップ。

  2. 視点の動きやすい場所にメリットを提示する。制限事項の注釈は視力の悪い高齢者には読みにくいが付けてあるので問題ない。

  3. 会社名はできる限り警戒されにくく。

  4. 広告であることはメリットで頭を埋めてから。

デザインの悪用はされてうれしいものではないですが、利益を上げるための努力としては素直にすごいなと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?