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IT系会社員がコーヒー屋になるまで③

会社員をやりながらコーヒー豆のネットショップをオープンした私たちでしたが、始めたばかりの頃は主に友人から注文がある程度。趣味くらいに考えていたので、それでも注文をもらえるだけ嬉しい気持ちでした。

【参考:珈琲豆の総売り上げが3ヶ月で3万円に達しました (scratch-coffee.net)
※2019年1月にまいこが書いたブログです↑

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そんな状態でネットショップの売上が大幅に増えることもなく、あっという間に1年が経過した2019年秋頃、私(てつや)は1つの決断をします。

「会社辞めよう」(笑)

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※写真は館山の安房神社。仕事運が上がると勧めてもらってここに行った直後、会社を辞めました(笑)

この決断に至る背景にはこんな想いがありました。
①ITの仕事が心身共に辛い!
②四つ木は飲食店が多くないので、コーヒー販売だけでなく食事も提供するお店にしよう!
③ワンオペでやれば、まいこは仕事を続けられるのでちょっと安心!

ということで2019年冬、いきなり無職になったのでした。
今思えば、趣味で結構手の込んだ料理を作ったりはしていたものの、飲食店で働いた経験もほぼない人間が(学生時代に居酒屋のホールやってた程度)いきなりワンオペで飲食店を切り盛りできるわけもなく、この考えはオープン初日に打ちのめされるのですが、その話はまた別の機会に・・・

創業塾

ずっとIT業界しか知らなかった私たちは、当然自分で飲食店を経営するための知識もなく、まずはそういう勉強が必要だなと考えていた矢先に「創業塾」という制度を目にしました。

創業塾」とは、創業を考えている人向けの無料の講座で、5回の講座を受講完了することで、無利子で融資を受けられるなどのメリットを得ることができる葛飾区の制度です。(葛飾区だけでなく、その他市区町村でも実施されているようです。)

事業を始めるための勉強にもなり、かつ店舗の内装や設備を揃えるために融資を受ける必要もあったので、2人で迷わず申し込みをしました。

創業塾では、「経営」、「財務」、「販路開拓」、「人材育成」といったテーマの講義を受けるのですが、講義以外にも、創業を考えている参加者同士の情報交換や交流といった時間も設けられています。そんな交流の場で私たちは、その後お世話になる方々と出会うことになります。

ぶっさんとしのさん

配管工事の個人事業をされていたぶっさんと、会社員のしのさん。将来的な事業拡大を考えられて創業塾に参加されたそうです。
コーヒー焙煎にも興味があるということで、私たちの師匠のお店で一緒に焙煎体験をしたり飲みに行ったりと仲良くさせていただき、当店オープンの際にはお花をいただきました。
2020年4月、株式会社テイクを設立!
https://www.take3t.com/

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飯泉さん

当時青砥の居酒屋さんで板前さんをやってらっしゃったのですが、自分でお店を持ちたいということで創業塾に参加されたそう。
2021年11月、錦糸町にダイニングバー「飯chan.D1」をオープン!
2022年からはランチで絶品ハンバーガーを楽しめるように!当店のコーヒーも扱っていただいてます。
https://www.instagram.com/iichan.d1/

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高橋さん

過去に創業塾に参加された方との交流会でお目にかかったデザイナーの高橋さん。既にARATA DESIGN WORKSを起業されていた方で、後に当店のメニューやパンフレット、ショップカードのデザインをお願いしました。当店オープン初日の記念すべき最初のお客さまでもあります。
https://arata-d.com/

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野崎さん

過去に創業塾に参加された方との交流会でお目にかかったパティシエの野崎さん。その時は少し会話を交わしただけでした。
2021年1月、金町に「菓子屋NOOK」をオープン!
実は私たち、野崎さんと「菓子屋NOOK」が紐づいておらず、おしゃれなお菓子屋さんがあると聞いて金町のお店に伺ったのですが、お店に入ったら「あ、創業塾の!?」と声をかけていただきました。覚えていただいていたことと、素敵なお店をオープンされたことに感激!
https://kashiya-nook.stores.jp/

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こちらでご紹介した方々以外にも、創業塾での出会いをきっかけに当店にご来店くださる方もいらっしゃいます。創業塾を通じていろいろな方々と出会い、その後もたくさんの刺激をもらっています

創業塾を終え、無事融資を受けられることとなり、いよいよ店舗の準備へ!ということで、

もう少し続きます・・・

(文:てつや)

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