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バスケチームの作り方

先日「SCRATCHバスケ部」の第2回目を開催して、13人の方に参加をいただきました。参加メンバーは、30代〜40代を中心とした男性9名(うち小学生1名)、女性4名
 
13人のうち半分は私(てつや)がこれまで一緒にバスケをしていた友人で、残り半分は当店に来ていただいた方やSNSでお問い合わせいただいた方でした。

SCRATCHバスケ部第2回のメンバー

私はこれとは別にバスケチームの運営を15年ほどしています。運営と言っても、体育館を取って参加者を集める程度で、発足当初から「大会などには出ない」というスタイルを貫いてきました。にもかかわらず結構な上級者も在籍していて、現在のチームのLINEグループにいるメンバーは約40名。15年もやっているので来られなくなってしまった人もたくさんいますが、新たに参加してくれる人もいるので長年楽しく続けられています

15年続いているバスケチーム。大会などには一切出ないスタイルは発足時から。

今回SCRATCHバスケ部を開催するに当たってこれまでのノウハウが結構役に立ったので、ここに書き記そうと思います。

団体登録

まずはバスケをする場所の確保が必要です。室内のコートを利用したい場合、地域の小中学校の体育館市民体育館を借りるのが現実的です。そうした体育館を借りるには、市区町村への「団体登録」が必要となります。
 
一般的にこの団体登録をするには、「登録したい市区町村内に在住・在勤・在校のメンバーが何人(または何割)以上いること」というのが条件になります。
 
葛飾区の場合、市民体育館(奥戸総合スポーツセンターや水元総合スポーツセンター)を利用するための団体登録には、葛飾区在住・在勤・在校者5名以上の登録が必要となります。詳しくは以下を参照ください↓
https://www.city.katsushika.lg.jp/kurashi/1000058/1002753/1003241.html
 
また葛飾区では、学校の体育館の利用については利用する学校ごとに登録が必要です。以前こちらにも登録をしようとしたのですが、現在登録団体数が多く、新規団体登録は難しいといわれました。詳しくはこちらをご参照ください↓
https://www.city.katsushika.lg.jp/kurashi/1000057/1002478/1002737.html
 
ここでは葛飾区の例を挙げていますが、「『市区町村名』 体育館 団体登録」などとインターネットで検索すると情報を探すことができます。

体育館の予約

団体登録が済んだら、体育館の予約が可能になります。体育館の予約方法も市区町村によって異なるようですが、「Webからの予約」か「調整会議に出席して予約」のどちらかが一般的です。

Webからの予約

団体登録が済むと、スポーツ施設予約システムへのログインIDとパスワードをもらえることが多いです。葛飾区の場合、スポーツ施設予約システムで主にできることは↓
向こう1ヶ月の施設の予約
・毎月月初に3ヶ月先の予約の抽選の申込

葛飾区のスポーツ施設予約システムの画面です。

予約が可能な期間抽選の対象となる月に違いはあると思いますが、どこの市区町村のシステムでも基本的にこうした操作を行うことが主な目的となります。

調整会議に出席して予約

スポーツ施設予約システムが採用されていない場合、「調整会議」という会合に参加しなくてはいけません。この「調整会議」とは、毎月スポーツ施設を利用している団体の代表者が集まり、翌月以降の体育館の利用に日時を話し合って調整する会議です。
 
葛飾区では小中学校の施設を利用する場合、調整会議で予約日程を決めています。

メリット・デメリット

Webからの予約のメリットは、いつでも簡単に予約や変更の操作できることですが、デメリットは抽選や早い者勝ちの予約のため、希望する日程で確実に予約できるとは限らないことです。
 
一方調整会議のメリットは、団体の代表者とその場で話し合うため、希望する日程で予約できる可能性が比較的高いことで、デメリットは会議に出席しなくてはならないということと変更などが難しいことです。
 
継続的にチームを運営するには圧倒的にWebからの予約が便利だと私は思います!

参加者の募集

体育館予約のめどが立ったら参加者の募集をします。地元の友達や会社などでチームを作る場合は不要かもしれませんが、人数が足りない場合は参加者を探さないといけません。
 
今回SCRATCHバスケ部では、私の友人と当店SNSを通じて十分な人数が集まりましたが、それでも足りない場合はインターネットの掲示板サービスを利用するつもりでした。
 
競技によっても人気のサービスは異なると思いますが、15年前に私が良く利用していたのは↓
 
バスケしようよ2
東京都バスケ掲示板 [All Thread / Page: 0] (lpbb.com)

以前は「バスケのメンバー募集といえばこれ!」という感じでした。

こちらはバスケに特化したサービスです。見る限り今ではそこまで利用者が多くなさそうですが、当時は「入れ食い」状態で、募集を掲示したら必ず問い合わせがあるほどでした。
 
そして最近人気のサービスが↓
 
スポーツやろうよ!
スポーツメンバー募集サイト|スポーツやろうよ! (net-menber.com)

ユーザー数が多いようなので、反響が結構ありました。

こちらはバスケだけでなくいろいろなスポーツのメンバー募集ができます。コロナ前に四つ木でバスケをしようとした際利用しましたが、1か月で20件近くの問い合わせがありました。
 
こうしたサービスを利用して募集をしますが、募集の際に以下のことを記載しておくと、双方にとって有益です。
 
・開催日時(頻度)・場所・参加費
・チームの方針(大会を目指すようなチームなのか、楽しくやることが目的か)
・参加者の条件(参加者の性別や経験・レベルを統一したい場合など)

せっかく参加してもらっても「思ったのと違う」と思われてはお互いにとって悲しいことですので、事前に「どういう雰囲気の集まりか」ということが伝わる内容を掲示しておくことが重要です。

運営

メンバーを集めて初回を開催したら、ただ競技を楽しむだけではなく集まった人達とコミュニケーションをとるのも楽しみの一つです。
 
「バスケはどれくらいやってたんですか?」
「運動するのいつぶりですか?」
「お住まいはここから近いんですか?」
 
などなど。私もそんなに話し上手ではないですが、些細な話題からでも参加者と交流を図ることが次回以降の参加につながったりします
 
また、ある程度関係性が作れたら、メンバーで食事やお酒を飲みに行くというのもおすすめ!昨今はコロナのこともあり憚られる面もありますが、バスケの場では意外と話す時間が長くないので、別の交流の機会を設けることでメンバーの別の一面が見られたりするのも楽しいものです。

今後の連絡方法

掲示板サービスで連絡を取り合っていた人には、今後の連絡方法を聞いておくと便利です。今はLINEを使っている人が多いので、LINEの連絡先を交換しておくのがおすすめです。チームのLINEグループを作れば連絡は一括して行えますし、日程調整機能で次回以降の出欠管理も行えます。

LINEの日程調整機能。これは本当に便利!

15年前は、全員のメールアドレスを聞いて個々にメールで連絡をもらってメモ帳で出欠管理をしていたので、LINEは本当に便利!

まとめ

バスケのチームを15年運営しているからと言って、私が物凄いバスケの上級者ということはありませんし、むしろ当初から私より上手な人の方が多いくらいでした。それでも長く参加してくれるメンバーがいるのは、バスケ以外でも交流を深められたからだと思っています。

バスケが終わった後に集まるのがまた楽しかったり・・・

当たり前のことかもしれませんが、世の中の多くのことは人と人とのつながりで成り立っていると思います。それが仕事であれプライベートな活動であれ、本質的には同じことで、すごく大まかな言い方ですが
 
みんなで集まってやったら大体楽しい!
 
ということなんじゃないかと思っています。
 
そのきっかけがバスケットボールでも良いし、サッカーでも良い。なんならコーヒーでも良い。とにかく楽しい・嬉しいと思ってもらえるところに人が集まってくれて、同じ気持ちの人がつながっていく。こうした人とのつながりが人生を豊かにするのだと思います。

少し長くなりましたが、今後スポーツチームの立ち上げをお考えの方の参考に少しでもなれば嬉しいです。

それではまた体育館でお会いしましょう!
 
 
文:てつや

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