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男性不妊の日記13〜特大の精索静脈瘤手術 当日 手術後〜

 前回まで、精索静脈瘤の手術までの経緯を投稿しました。今回は、手術が終わって麻酔から目覚めた時からの話になります。

 意識が回復したのは、手術室です。ただ、目を開けても、強烈な白い光に照らされているようで、眩しくて何も見えません。意識も朦朧とした感じです。先生や看護師さんの声は聞こえました。ベッドのまま部屋に戻るようです。
 手術室を出た時に、妻の声が聞こえてきました。「お疲れ様。頑張ったね。」と言ってくれました。待ってくれていたようです。
 それから、部屋に戻り、少ししたら意識がかなり戻ってきました。先生が来てくれて、無事に成功したとのことでした。心配していたせん妄の症状も現れませんでした。

 そこで、スマホを取ろうとして、机に手を伸ばすと、お腹から強烈な痛みが。痛い。とにかく痛い。なにかの冗談かと思うぐらい痛いのです。お腹をみると、3箇所にガーゼが貼ってあり、そこから血が滲んでいます。痛みに悶々としていると、看護師さんが様子を見に来てくれました。

看護師さん「痛みますか?」
私    「はい。とても。」
看護師さん「一晩中その痛みだと思います。夕飯を食べたら、痛み止めを飲んでください。あと、これ尿瓶です。使ってください。」
私    「!!!」

なんと、今晩は一歩も歩けないので、トイレは尿瓶で済ますようにとのことでした。本当にこれで、明日退院出来るのだろうか。。。

 夕飯の後、痛み止めを飲みましたが、痛みが引くことは無く、一晩中痛みに耐えました。もちろん、一睡することも出来ません。しかも、動くとお腹が痛いので、ずっと同じ体勢になります。どんどん節々が痛くなり、お腹だけでなく、身体中が痛くなってきます。想像以上の辛さです。

次回、退院についてです。

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