格ゲー勢向けにジョジョASBのキャラをざっくり紹介する 第6,7,8部+α編

はじめに

この記事は「ジョジョASBはスルーしたり攻略が確立する前にやめちゃったりしたけどASBRは触ってみたい!」という格ゲー勢向けに、ざっくりとキャラを紹介するものである。今回は残りの部とバオーです

第6部 ストーンオーシャン

空条徐倫

糸を用いた移動技や見切りにくい中下択で敵を翻弄する崩し特化キャラ。スタンドモードではハイジャンプ入力や空中で下要素+Hボタンを押すことでジャンプの軌道変化や高速着地が可能となっており、これらの技や投げを絡めた崩しが最大の持ち味。その一方でスタンドモードの挙動に若干癖があり、花京院のように空中通常技を空中で静止しながら繰り出すその独特の挙動には少々慣れが必要。

本体モードにおいては一段目からキャンセル可能かつ二段目が中段になっている6H下段判定の打撃投げである「一番たたき込みやすい角度」を用いた崩しを備えており、各通常技の挙動に関しても扱いやすい技が揃っているほか、長時間画面に残る設置技である糸の結界など、中々に粒ぞろい。
スタンドモードではより崩しに特化した性能に先鋭化するその崩し性能を支えているのが先述した各種糸技である。その中でも所謂ハイジャンプ入力で発動するものは通常技をキャンセルして出せるほか移動量を自由に増減できるため、高速中段を相手に押し付けやすい。ジャンプ中にH+下要素で出せる特殊技「糸を伝って!」はハイジャンプと異なり移動量の調節は出来ないものの非常にスピードが速く前飛びから高速で近付く・前飛びからいきなり裏回る、シンプルに透かし下段に利用する、果てはネタの範疇ではあるものの相手を飛び越してからまた表側に戻ってくるといった挙動にまで応用が出来る。
この崩しに投げ択まで加わるのだから相手からしたらたまった物ではないことだろう。

弱点はなんといっても火力の低さ。各種技のヒット数が多いためコンボ補正が掛かりまくる。それを抜きにしても火力は低め。
何度も崩しを通し続ける必要
があり、必然的に読み合いの回数が多くなってしまうため、直前まで相手を圧倒していたとしても読み負けた際のダメージレースで大差を付けられてしまうことも多い。

糸を使った崩しは非常にスピーディーで画面映えするものである。とにかくスタイリッシュな崩しで相手を圧倒したい!というプレイヤーにおすすめ。

エルメェス・コステロ

潤沢なゲージを利用した高火力コンボと自己強化で敵を圧倒する近接コンボファイター。
手足を増やして攻撃のヒット数を増加させる自己強化技
「こんなシールの使い方」が最大の特徴。効果中は兎にも角にもゲージ効率が段違いに跳ね上がるため、そのゲージ回収量を盾にした強引な攻めがしやすいのもポイント。
また、体力は全キャラ中トップクラスの1050。あらゆる屈強なキャラを押しのけての単独首位である。おまけに無敵技まで兼ね備えておりAが立ち並ぶキッスのスペック設定の如く攻撃面防御面共にハイレベル

通常技・特殊技に関してはなかなかに扱いやすいものが揃っている。
全体的に素直な挙動の近接キャラといった印象だが、このキャラの一番の特色が、先述したシール状態である。コマンド+Lで腕、Mで脚、Hで両方にシールを貼るこの技は、「その部位を使った攻撃のヒット数が上がり、それに伴ってダメージ量も上昇する」というものである。
この技のお陰でエルメェスのゲージ効率は全キャラでも上位の位置にある。そのため、臆することなくコンボにゲージをつぎ込みやすくなっており、ここがエルメェス最大の特色であり強みであると言えるだろう。また、無敵技を空ぶってしまった際やSMを取られた際のフォローにもゲージをどんどん使っていきやすい。
ちなみにこのシール状態だが、この技の解除条件は少々特殊で、ダウンを奪われることでダメージと共にシールが剥がれるというものになっている。無論、ダメージを受けてしまうことは大きなデメリットだが、その一方で「シールが剥がれるモーションが入るお陰で起き上がりのタイミングが他のキャラと全然違う」という大きすぎるメリットも生まれていたりする。

弱点はあまりにも近距離特化過ぎることと投げ間合いの短さ、それとシール周りが少し煩雑なことくらいだろうか。とにかくゲージをどんどん吐きながら気持ちよく攻められるキャラであるため、条件をそろえて攻め込むのが好きな、攻めっ気の強いプレイングがしたい人におすすめであると言えるだろう。

ナルシソ・アナスイ

スタンドを絡めたコマンド投げによる豊富な崩しや固めを持つテクニカルキャラ。長く画面に残り続け尚且つ視認し辛くヒット時は相手を浮かせる設置技の「そして解き放つ」や、投げ技でありながらも長い射程を持つ一風変わったコマンド投げ「肉と骨のサスペンション」、ある程度の距離にいる相手をサーチしてスタンドがラッシュを行うSR対応技のH版「潜行しろ」など、一風変わった技が多い。
通常技で目を惹くのはやはりかなりの長リーチを誇るスタンド2Lだろう。
非常にリーチが長く連打も効きまくるこの技の存在は相手の前ダッシュの咎めやすさ地上戦での相手を追い払う能力の高さに繋がっている

アナスイというキャラの最も特徴的な部分は、先述したように崩しのネタの豊富さにあるといえるだろう。本体モードではコマンド投げをチラつかせながら地上中段や固め直しの設置技で揺さぶりをかけ、スタンドモードでもまたコマンド投げやH潜行でプレッシャーを掛けながら本命を通していくといった中々に嫌らしい攻めを展開しやすい。
コマンド投げが通った場合でも本体モードならコンボ、スタンドモードならゲージを払ってのコンボもしくは起き攻めおかわりがついてくるため、触った後のプレッシャーは充分。とにかく相手の防御手段に対しての選択肢がしっかり用意されているのが心強い。

その一方で、こういった崩しキャラの宿命か火力は低い。また、攻撃判定が独特なのかコンボ周りが変にシビアで、特にラグのあるネットワーク対戦ではコンボを落としやすいという大きな弱点を抱えている。
どれだけ沢山のネタを持っているかという点や牽制を振るセンスが勝率に直結しやすいため、トレモの成果が対戦で出やすいキャラが好きという人に向いている。

エンリコ・プッチ

全く違う性能を持った3つのスタンドを持つ大器晩成型進化キャラ……であると同時に全キャラ中屈指の妨害特化キャラでもある。というか筆者的には後者が本領。
スタンドの進化
という独自要素を持ち、最終進化であるメイドインヘブンは「体力をリードした状態で進化させればほぼ勝ち格」という浪漫溢れる性能を持つが、実際のところ彼の本領は全く別のところにある。

プッチの最も特徴的な部分は、HHAによる必殺技封印である。
同じ封印技使いとしては露伴がいるが、こちらは「封じることが出来るのは必殺技のみ、なおかつデバフを付与する手段もHHAのみだが代わりに相手がステージ上に落ちたディスクを拾うまで効果が永続する」というものになっている。ディスクはプッチに攻撃を当てることでステージ上に落下するようになっており、落ちたディスクはプッチ側が再取得することもできる。
要するに、プッチにディスクを奪われた相手は必殺技を縛られた状態でプッチに触りに行かなければならないということで、触りに行く能力に乏しかったり必殺技への依存度が激しかったりするキャラにとっては非常に厄介なものとなる。

その一方で立ち回りそのものはあまり強くない、というよりどちらかといえば弱い部類であり、どれだけ封印を維持できるかが勝ちを拾うポイントになってくるだろう。
また、通常技の中だと本体2Lは発生、リーチ、回転率ともに優秀であり、どんどん連打していける性能になっている。見た目はあまりよろしくない気軽に擦ると良いと思います。
必殺技の中では、弾速が遅く長く画面に残り続ける飛び道具「お前に命令する」が中々にいやらしい。
2段階目の進化であるC-Moonはガード不能技とアーマーに特化したキャラとなっており中々に強力だが、進化させるまでの道のりがあまりにも長いため、日の目を見ることは少ない。最終進化であるメイドインヘブンに至っては確定させるためにはC-Moonになるまでの長い行程を経たうえで3ゲージ確保する必要があり、中々につらい道のりを進むことを強いられることになる。

総じて、「相手にやりたいことをさせない」ということに特化したキャラとなっており、かつメイドインヘブン発動という浪漫も兼ね備えている。
自分のやりたいことをひたすら押し付けて相手を完封したいというプレイヤーに向いているといえる……かもしれない

ちなみにこれを書いている途中でASBRでは面影は残しつつも全く性能が違うキャラになることがわかったのでこの項はあまり役に立たないかもしれない。

第七部 スティール・ボール・ラン

ジョニィ・ジョースター

馬のフィジカルと進化していく強力なスタンドで攻め立てるピーキーなパワーキャラ。
常時馬に乗って戦う
という非常に特異なキャラで、落馬時はジャンプやダッシュすら出来なくなり、機動力が激減してしまう。落馬という強烈なハンデと引き換えに、乗馬時は馬の体格による判定の強さ投げ無効といった多くの、かつ大きな強みを持つ。かといって乗馬中はあらゆる面が強いのかと言われればそうではなく、乗馬中はガードゲージが回復しないという弱点も持っている。
ちなみに、7部キャラの共通システムとして、フィールド上に落ちている聖なる遺体を拾うことでパワーアップするというものがあり、7部キャラ同士の対戦では遺体の取り合いが発生する。
ジョニィは後に紹介する2キャラに比べると目に見える恩恵は少なめだが、拾っておくに越したことはないだろう

能動的なリロードが出来ないものの発生保証がついており相手を追いかける弾数制限付き飛び道具馬の巨体から繰り出されるリーチ・判定共に優秀な各種攻撃など、強みの分かりやすい技を多く持つ。中でもインパクトが大きいのが、溜めコマンドで出せる突進技の「行けるッ」。この技は馬が全身を使ってタックルをするという見た目のインパクトもさることながら、ヒット時には相手を浮かせる上に無敵までついている、といった具合に性能面も強烈。ちなみにこの技を何度も当てるコンボはジョニィの主力コンボのひとつであり、通称「行けループ」と呼ばれている。
また、各種超必殺技を使うごとにスタンドが進化するのも特徴で、先述した飛び道具もスタンドの進化によって獲得する技である。なおだいたいGHAでAct4までワープ進化させられる。このように攻める能力に関しては申し分ないが、先述したように落馬時には強みが激減してしまう。ダウンを奪われたり空中で攻撃を当てられたりすることで落馬してしまうため、なるべく落馬しない立ち回りが求められる。

……とはいったものの、実際のところ落馬モードでの拒否性能は意外と高めで、Act1では詐欺られやすいとはいえ昇竜を持っておりAct3以降では弾数消費こそあるものの高い拒否性能を持つ無敵移動技の「上半身はどこだ!?」を持つ。
しかしながらやはり機動力の低さは致命的で、先述の各種拒否技にも一応は弱点が存在するため、落馬をしないに越したことはない。弱点と強みがハッキリした、攻め型のキャラクターを使いたいプレイヤーにお勧めしたい。

ジャイロ・ツェペリ

乗馬時は馬の体躯、本体時には画面に長く残留する飛び道具で相手を追い立て、芸術点の高いコンボで魅せるテクニカルキャラクター
ジョニィ同様の騎乗キャラ。こちらは落馬してもジョニィ程露骨に弱体化はしないが、やはり馬に乗っている方が強い
一度に二つまでしか投げられず尚且つ手元に戻ってくるまでは投げることが出来ないストック式の飛び道具「鉄球」を持つ。この鉄球を使った各種攻撃は戻りにも攻撃判定があったり、竜巻を起こす設置技になったりとなかなかに独特の性能を持っている。

ジャイロ独自のシステムとしてゲージを溜めきることでキャラクター性能がアップする「黄金回転モード」という強化状態を持っている。七部キャラ共通システムの遺体にも関連しており、3つ拾うことで遺体を落とすまで強化が永続するようになる。……が、ぶっちゃけこのゲージを溜める行動(回転)自体がコンボパーツであり黄金回転時にはゲージ溜めが出来なくなるため、わざわざ遺体を3つ拾ったり黄金回転の維持を頑張るジャイロはあんまり見たことが無い……気がする
遺体を拾うことで発生する一番のメリットは、遺体1つで解放される飛び道具の「スキャン」である。このスキャンは物凄い弾速で進む上にしばらくその場に留まり続ける飛び道具という中々に強力なもので、空中ヒット時には相手を真上に浮かせるため、コンボパーツとして大活躍する。
また、スキャン以外の飛び道具も癖こそ強いが画面に長く残留するため中々に嫌らしく、相手の行動を制限しやすいものが多い。
コンボに関しては、騎乗時には先述した回転による硬直キャンセルを用いたコンボ、落馬時はスキャンの上に打ち上げる性質を活かした通称「スキャンループ」など、見た目が派手なコンボを多く持ち、特に騎乗時のコンボ火力は高め。

反面、それぞれのコンボには状況限定要素やキャラ限定要素が多く含まれており、そのスペックを十全に活かすには練習と知識の集積が求められる。
また、本体時のふわっとした挙動のジャンプを筆頭に、キャラとしての挙動も中々に癖が強めなため、そういう意味でも練習が必要かもしれない。
トレモのし甲斐があるキャラを求めているプレイヤーにおすすめ。

ファニー・ヴァレンタイン

遺体を集めることによる自己強化を軸に立ちまわる大器晩成型キャラ。
遺体を3つ集めることで防御力が跳ね上がり飛び道具を無効化する強化状態
「ラブトレイン」が搭載されており、その効果も相まって7部キャラの中でも最も遺体への依存度が高いのが特徴。
遺体集めを前提として作られているためか素での性能は控えめな技が多いため、如何に強化状態に持っていけるかが鍵となりやすい。

各種必殺技に目を向けてみると、全体動作こそ長いものの弾速と弾数が嫌らしい飛び道具の「正当なる防衛だよ」、M版は中段でH版が下段、なおかつL版M版はコンボパーツにもなるSR対応打撃技の「始末する」、ヒットした相手をダウンさせ、遺体取得時には無敵も付与されるラッシュ技の「かなりムカついたぞ(かなムカ)」など、バリエーション豊富。とりわけかなムカは相手に直接的な攻めを強要できるラブトレインと噛み合っており、発生の関係上若干先読みが必要なものの対空に使いやすいスタンドモード5Hも相まって防衛戦においては固有の強みを持っている。
一方で、攻める能力に関しては少々難があると言わざるを得ない
各種通常攻撃は挙動こそ素直なもののリーチが全体的に短めになっており、コンボ中にスカってしまったり、差し合いで厳しい場面に置かれてしまう場面が多い。また、起き攻めをする為に火力を捨てなければいけない場面がかなり多く、HHAが当身な事も相まってダメージレースで劣勢に置かれやすい

総評すると、明確な弱点こそあるものの強力無比な強化システムを持っている、独自の魅力を持ったキャラクターであり、コツコツと段階を積み上げて勝ちを得たいプレイヤーにお勧めのキャラであると言える。

第八部 ジョジョリオン

東方定助

超絶的なコンボ火力で相手を消し飛ばすスタンダード寄りの火力ファイター
当時は連載が始まったばかりだったジョジョ8部から単独で参戦した主人公。その一番の特徴はキャラクターを殆どツータッチで倒し切れる圧倒的な超火力とそのコンボの安定感の高さ。技自体も使いどころが理解しやすいものが多く、挙動の癖も少な目となっているため、扱いやすくなおかつ高スペックなキャラとなっている。

基本的にはスタンドオフをメインに立ち回るキャラで、スタンドオン時の攻撃はもっぱらコンボパーツとして使われることが多い。
必殺技に目を向けてみると、持続が長くゆっくり移動する飛び道具を設置するため起き攻めの重ねに役立ち、加えて空中ヒット時には相手を浮かせる「そこから何かを奪う」、移動距離こそ短いものの下段かつ多段の突進技「ツルツルだ」など、個性的なものが揃っている。加えて下記で説明するHHAも他のキャラにない個性を持っている。そしてこのキャラを火力キャラたらしめている最大の要因がこのHHAなのである。
ASBのHHA、GHAといった各種超必殺技はコンボの〆に用いられることが多いが、なんと定助のHHAは地上ヒットで膝崩れダウンを誘発する。つまり超必殺技から更に追撃が出来る。加えて定助のHHAはキャラクターの位置関係をステージ中央に戻す効果がある為、外周に居ようが端を背負わされていようがヒット後は常にほぼ同じような状況になる。
この効果はよくある中央限定とか画面端限定とかいった位置限定要素をある程度無視して常に最高火力のコンボを選択すればいいという安定性の獲得に繋がっており、定助のコンボキャラとしての地位を高める要因になっている。

弱点は全体的に動きが重めでリーチはそこまで長くないことや起き攻めがシンプルな事だろうか。
また、そもそもコンボが完走できることが強みの大前提になっており、そのコンボも通常技の最低空当てや前入れでの硬直軽減などASB特有の仕様を活用したものになっているため、初心者にとっては技術介入度が高めになっているのもある意味弱点といえるかもしれない。
とはいえ、そのハードルの高さは練習の楽しさにも繋がっており、圧倒的なコンボ火力で敵を押し潰せるようになりたいそのためのトレモも苦ではないと感じるプレイヤーに向いたキャラクターになっている

橋沢育朗(バオー)

圧倒的な速度と奇襲力で押し切る低体力超ハイスピードキャラ。
全キャラ中トップクラスの速度を誇る前ダッシュと跳びに最適なハイジャンプ、奇襲性の高い突進技
、そしてあまりにも見えなさすぎるめくり起き攻めを持つものの、非常に脆く、なおかつ立ちガード硬直が長いというとんでもないバグを抱えた非常にピーキーなキャラクターとなっている。
加えて何故か1P側か2P側かで一部必殺技の性能に違いがあり、それによってキャラランクが変動するレベルで総火力が変化するため、そういう意味でも不安定さを抱えている
ちなみに筆者のサブキャラの一人です。バグのないパーフェクトバオーで遊べる日を何年も待ったしASBRに出ない説が出てた頃は情報に一喜一憂していました

上述の通り守りの面でバグ含めて多くの欠陥を抱えているが、その本領は攻めている時にこそ発揮される。何より特徴的なのはその圧倒的なダッシュ速度。その速度を活かして強引に触りに行ったり、ダッシュ投げを通したりスピードキャラらしい攻めを楽しむことが出来る。また、バオーのダッシュは速度もさることながら姿勢がかなり低くなっており、敵のジャンプ攻撃を潜ることに向いている。
必殺技に関しても超高速で相手に接近する上に距離によってはめくりになりヒット時は膝崩れを誘発するMセイバーやシンプルな突進技ながら速度に優れ、強引にターンを握りに行きやすいLセイバーなど、奇襲に特化している。
そして何より、バオーは起き攻めが強い。本当に強い。やっていること自体はよくあるめくり起き攻めだが、そのめくりのえげつなさはガード不能に片足を突っ込んでいるレベルであり、SM狩りの投げも織り交ぜた起き攻めループだけで試合が終わることも珍しくないほど。

弱点はその脆さと先述のガード硬直バグ。一応昇竜は持っているのだが、ガード硬直のせいで無敵技を加味してもなお相手の攻めを捌き切りづらく低体力もあって押し切られてしまうことが多い。また、2P側でなければフルスペックを発揮できないというのも地味にかなり大きな弱点だったりする。
とはいえ、触りに行った時の崩し能力は一級品であり、使っていて楽しいキャラであることは間違いない。
癖の強い暴れ馬を乗りこなす気概があるプレイヤーにこそおすすめしたい。

おわりに

ASBR発売前になんとか書き切ることが出来ました。
どうやら海外では無印ASBのサーバーがすでに停止しているようでして、恐らく日本版の鯖もそんなに長くはないだろうなと考えると、R発売前にちょっとかじってた人なりに無印の備忘録をつらつら書けてよかったなと感じています。ASBRで会おう!

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