【シティリーグベスト8・予選全勝】ハイスピードザシアン!
初めまして!どぅーたん(@Scramble_DM )です。
今回、12/20に開催された大阪・竜星の嵐十三店でのシティリーグベスト8まで勝ち残ることができましたので、記事を書こうと思います。
練習に付き合ってくださった方、意見をくださった方、運営に携わっていただいた方にこの場を借りて感謝申し上げます。
私自身の経歴について簡単に紹介させていただきます。
DレギュレーションのVスタートデッキからポケカをはじめ、2020/9に初めてジムバトルに参加し、いわゆるガチデッキを握るようになりました。実績は以下の通りです。
2020シティリーグS1 ベスト4 セキタンザンVMAX
2020シティリーグS2 ベスト8 ハイスピードザシアン
初投稿のnoteですので、拙い文だとは思いますが最後までお読みいただけると幸いです。
戦績@シティリーグS2
まず、以下にシティリーグでの戦績を示します。12/20@竜星の嵐十三店での結果です。
予選
vsルカメタザシアン 3-0 先〇
vsドガスダイナ6-4 先〇
vsモクナシダダリン 6-0先〇
vsドガスダイナ 6-0 先〇
vsドガスダイナ 6-0 先〇
決勝トーナメント
vsドガスダイナ 3-6 後×
決勝トーナメント1回戦では、予選の2戦目で当たった方と同じ方でした。先に2回攻撃して相手のエネルギーのついていないムゲンダイナVMAXを倒したところまではよかったのですが、ベンチのニューラから、マニューラに進化され、あくのいましめを打たれて一気にペースを持っていかれました。返しのターンでこちらのザシアンVが倒される可能性があるのが、ムゲンダイナVMAXとあくのいましめマニューラのみで、ムゲンダイナVMAXの要求値がエネルギー+カウンターゲイン、あくのいましめマニューラの要求値がマニューラ+エネルギーなので、サイドを取れることを考えればプレイングミスではなかったと思います(非常に悔しいですが)。
環境考察
京都CLの直後で環境が読みやすいと予想して12/20のシティリーグに応募したのですが、京都CLが中止となったため、環境を読むのが大変でした。以下のように予想を行いました。
Tier1 三神ザシアン ドガスダイナ
Tier2 子ズガドーン セキタンザン
Tier3 ピカゼク、クワガノンロック、超ミュウミュウ、モクナシゴリランダー、ルカメタザシアン
Tier1に関しては、多くのデッキに勝ち筋を残せ、ある程度環境デッキにメタをはるためのデッキスペースがある三神ザシアン、ガラルマタドガスを獲得し、不利対面のセキタンザンへ回答でき、三神のザマゼンタにもある程度対策できる様になったドガスダイナを予想しました。
Tier2に関しては、横浜CLでも結果を残した子ズガドーン、最近結果を残しつつあり、草タイプ以外を広く見れるセキタンザンを予想しました。子ズガドーンは安定性に欠けることから減少すること、セキタンザンはB落ち直前でピカゼクを握る層に対して対策する層を予想しました。
Tier3は特筆する部分が少ないですが、モクナシが少数ではあるものの数を伸ばしていると予想しました。
用いたデッキ:ハイスピードザシアン
以上の予想から、Tier1,2を広く見れ、ある程度Tier3まで対策できるデッキを考えました。
以前のシティでは、セキタンザンを使用していましたが、少数ではあるもののモクナシが参戦していること、ムゲンダイナがドガースを獲得したことで強く出れなくなったため、新しいデッキを考えました。
以下が本番で使用したデッキレシピです。
デッキ構築でこだわった点は以下のとおりです。
①安定性があること
②今の環境のデッキタイプを幅広く相手できること
です。このデッキのコンセプトとして、先行を取れたときは手張り2エネ+ターボパッチやふとうのつるぎで1エネをザシアンVにつけて先2で相手のメインのポケモンVのを狩ることを強く意識しています。後攻のときはそれらに加え、先2で大きく動かれないためにクラッシュハンマーで相手のエネルギーを剥がしつつポケモンVを倒す動きを意識しています。
以下、それらを基準に各カードについて簡単に解説します。
ザシアンV:4枚
スピードザシアンには3-4枚採用されているカードだと思います。1ターン目に確実に出してふとうのつるぎエンドをしたいので最大枚数の採用です。ザシアンVは特性ふとうのつるぎが先1から使用できること、打点が3エネで230点と高く、ほとんどのポケモンVを一撃で倒せること、メタルソーサーでのエネ加速が可能なことから本デッキの主軸としています(そんなこと分かっとるわって突っ込まれてそう)
ザマゼンタV:2枚
一般的なデッキには1枚の採用だと思います。本デッキではムゲンダイナやセキタンザンなどがザマゼンタV一枚に対して回答を用意していると予測して2枚の採用です。(実際自分がセキタンザン使っているとき2枚目のザマゼンタが来たら絶望します。大抵のセキタンザンのデッキではザマゼンタVの回答としてガラルネギガナイト+格闘道場、ディアンシーしか用意していないと思うので。)
デデンネGX、クロバットV:2枚、1枚
一般的な採用枚数だと思います。鋼エネルギーを積極的に落としたいのでデデンネを厚く搭載しています。
メタモンV:1枚
このピン刺しのメタモンは偉いです。初手でザシアンVが引けなかったときは出してザシアンVをサイドに落としてVヘンゲを使う、5枚目のザシアンVとしての役割を担えます。また、ザマゼンタVの2枚目のサイドケアにもなります。また、今回は採用を見送りましたが、ジュナイパーやチルタリスの回答としてギルガルドVを採用したときも2枚めのギルガルドとして光ります。
カプ・レヒレ:1枚
子ズガドーンの回答札です。これがあることで回答になっているかといえば微妙ですが、弱点対面に少しでも抗うためのカードです。1枚入っているだけで子ズガドーンとの勝率はだいぶ変わると思います。
クイックボール:4枚
説明不要だと思います。
ポケモン入れ替え:4枚
スピードザシアンはザシアンを入れ替えないと次のターンに技を打てないため4枚必須です。
メタルソーサー:4枚
ターボパッチ:2枚
メタルソーサーはどのスピードザシアンも4積みだと思います。無条件でのエネ加速なので普通に強い動きです。
問題はターボパッチです。コイン頼りにはなりますが、前のザシアンへのエネ加速も可能になります。しかし、メタルソーサーと合わせて8積みするかといわれればコイン頼りであることも考えると微妙です。そのため、2枚だけの採用です。この辺は一人回しでの感覚なので明確に採用枚数の理由があるわけではありません。
クラッシュハンマー:4枚
このデッキのキーカードの1つです。相手に先行を取られたときのテンポ妨害が今の環境では非常に強力です。Tier表を見ればわかりますが、Tier1と予想した三神ザシアン、ムゲンダイナ共にゲーム序盤のエネ加速手段が乏しく、エネルギーの破壊が大きく刺さります。セキタンザンはセキタンザンVMAXのふんかだんが1エネで打て、エネ加速もできることから、刺さらないかと思いますが、セキタンザンVMAXは4エネのキョダイガンセキがエネ加速手段であること、エネ加速のためには1ターンで2枚のエネルギーを手札に抱える必要があることからマグカルゴのじならしでの選択カードをエネルギーにさせられることなどを考えるとかなりエネ破壊は刺さります。残念ながら子ズガドーンには刺さりません。エネ破壊しても手張り!溶接工!ひのたまサーカス(スピットシュート) Ω\ζ°)チーン とか普通になります。
タフネスマント:1枚
大きなおまもりとの選択枠だと思います。私の場合はオルタージェネシス込みのザシアンVのブレイブキャリバーを自分のザシアンが耐えるようにタフネスマントにしました。デデンネGXにおまもり貼ってオルタージェネシス込のアルティメットレイやスピットシュートを耐える動きも強いと思うので選択枠です。
ツールスクラッパー:1枚
普通に強いです。ポケモンVに貼られたお守りを剥がしてワンパンしたり、ムゲンダイナVMAXに貼られたカウンターゲインを剥がしたりできます。後者はクラッシュハンマーと組み合わせると強いです。
ふうせん:2枚
スピードザシアンはザシアンを入れ替えないt(ry
博士の研究:4枚
マリィ:2枚
マリィの5枚ドローを信用していないのと、博士でトラッシュにエネルギー送るためにそれぞれこの採用枚数です。
ボスの司令:4枚
三神みたいに後ろのベンチのポケモンを呼び出して狩ることも多いので4枚必須だと考えています。ドガスダイナ対面では前のマタドガス倒すのに旨味がないので後ろのムゲンダイナVを狩ったりするのに使います。
とりつかい:2枚
スピードザシアンはザシアンを入れ替えないt(ry
それもありますが、クワガノンでグッズロックされるのも考えて怖かったので厚めに採用しています。
混沌のうねり:1枚
スタジアム選択権を相手に与える動きは弱すぎるので採用。
基本鋼エネルギー:14枚
たぶん誰が聞いても多いと考えると思ってます。ふとうのつるぎの確率を上げるためと、初手で3枚とかエネルギー引いても躊躇なくトラッシュに送れるので割とアリだと思ってます。草案では16枚でしたがさすがに多すぎて初手手札事故がこわかったので減らしました。
採用候補だったカード
一般的なスピードザシアンで採用されているカード、採用を考えたもののしなかったカードの理由を書きます。
ガラルニャイキングライン
一般的なスピードザシアンでは、各2-3枚程度採用されているカードです。ガラルニャイキングの火力アップの特性はもちろん、ガラルニャースの特性は基本鋼エネルギーをトラッシュに送ることができ、非常に強力です。
しかし、ガラルニャイキングを一枚立てても、+20では、ザシアンVのブレイブキャリバーの威力は250にしかならず、ピカゼク以外の主要なTAG TEAMは一撃で倒せないままであり、二体以上立てるのはベンチの枠からして厳しい(デデンネGXやクロバットVなどのドローソースのほうが優先したい)ことから今回は採用を見送りました。
ギルガルドV
ジュナイパー(チルタリス)対策のためのカードです。最初は採用していましたが、ギルガルドVのソニックエッジでは火力アップのないこのデッキではジュナイパーを一撃で倒せず、このカードを採用してもジュナイパー対面にそこまで有利にならないことから採用を見送りました。メタモンVの採用によって擬似的にギルガルドVの二体目を出すことが可能なので、ガラルニャイキングを採用するのであればこのカードを採用する価値は十分あると思います。
コンボパーツ(ジラーチプリズムスター、バリヤード、ヤレユータン、回収ネット)
いわゆるコンボと呼ばれるもので、ヤレユータンのさるぢえでジラーチを山札の一枚目に仕込み、バリヤードのパントマイムでジラーチをサイドに入れることで、自分がサイドをとる際に一枚多くサイドをとることができるようになるギミックです。ベンチの枠やデッキの枠が足りないこと、回収ネットを他に活用できないこと、基本的にポケモンVを倒して2-2-2でサイドをとることからギミックのメリットが少ないことから早々に没となりました。
ヤレユータンのみの採用も考えましたが、ふとうのつるぎを確定で使うのが先1のみで、先1のタイミングではヤレユータンよりもクイックボールなどでサーチする優先順位が低く、さるぢえで基本鋼エネルギーを山上に仕込んで、ふとうのつるぎエンドがをする機会が少なかったため採用を見送りました。
大きなおまもり
このカードとタフネスマントは選択でどちらか採用するカードだと考えています。自分は、三神ザシアン対面で、オルタージェネシス効果込みのザシアンVのブレイブキャリバーを耐えられるようにタフネスマントを採用しました。
一方で大きなおまもりを採用するメリットとしては、デデンネGXがオルタージェネシス込みのアルティメットレイやウッウVのスピッドシュートを耐えられることなどが挙げられます。
リセットスタンプ
非常に強力なカードなのですが、デッキのスペースがなかったこと、序盤にひいたときにヤレユータン不採用のため山札に戻す手段がないこと、このデッキが不要なカードをトラッシュしつつ大量にカードを引くことで一番強い動きを相手に押し付けるデッキであることから、序盤にこのカードを引いて無駄にトラッシュする確率が高いことから不採用としました。ターボパッチを一枚リセットスタンプにしたほうがいい!という人も一定数いると思います。
くちたけん
シャイニースターVで収録されたザシアンV専用の火力アップカードです。どうぐを付けるだけで+30の火力がでるのは非常にお手軽で強力なのですが、ガラルニャイキングの不採用理由と同様で、倒せる仮想敵が少ないため不採用としました。本デッキではタフネスマントやふうせんを優先して採用しています。
想定対面と動き方
主な対面に対しての有利・不利と立ち回り方について
まず、想定対面と相性について
三神ザシアン:微有利
ムゲンダイナ:有利
ドガスダイナ:有利
子ズガドーン:不利
セキタンザン:有利
ピカゼク:不利
クワガノンロック:有利
超ミュウミュウ:不利
モクナシゴリランダー:有利
ルカメタザシアン:有利
他のV系統(カメックスV、インテレオンV、マルヤクデVなど):有利
以下、それぞれの対面との立ち回り方を示します。
三神ザシアン:微有利
基本的に後1追加効果ありオルタージェネシスGXを決められなければ有利に立ち回れます。
基本的な立ち回りとしては、三神には攻撃せず、後ろのザシアンをこちらのザシアンでワンパンする動きになります。先2、もしくは後2ではほとんどザシアンに3エネついているので、相手がアルティメットレイで育てようとしているザシアンを呼び出して倒しましょう。4枚積んでいるクラッシュハンマーも活用して、三神のペース妨害をしつつ、アルティメットレイを打たれるまでにサイドを4枚取れているのが理想です。また、タフネスマントを引いたらエネ加速しているノーダメージのザシアンに貼りましょう。
しかし、4枚積んでいるとはいえ、クラッシュハンマーという運要素が勝敗に大きくかかわること、後1で追加効果ありオルタージェネシスGXを決められればエネ供給ペース的に厳しくなることを考えると完全に有利とはいえないため微有利と書きました。
ムゲンダイナ:有利
ドガスダイナ:有利
基本的に立ち回りは同じで、先攻を取れたら先2で相手のエネ加速しているムゲンダイナを倒すのが理想です。ここまで決まれば大体勝てます。後攻となっても、相手のバトル場がムゲンダイナであったらザマゼンタVを押し付けることで有利に立ち回れます。基本的にドガスダイナのザマゼンタVの対処法はガラルマタドガスしかなく、ザマゼンタVを2枚押し付けるとかなり相手からするとしんどいです。また、クラッシュハンマーもエネ加速手段の乏しいムゲンダイナには大きく刺さります。
子ズガドーン:不利
基本的に不利です。Tier2へ全く対抗できないのはどうかと思ったのでカプ・レヒレをピン刺していて、育っているズガドーンは倒せますが、普通に厳しい対面です。ザシアンVが育ちきったら相手のベンチのV, GXを呼び出してサイドを取っていきましょう。エネ破壊も炎デッキだと全然意味がありません。頑張ってマリィを引いて相手が事故るのを祈りましょう。
セキタンザン:有利
基本的に相手のセキタンザンVMAXはふんかだん2回、もしくはキョダイガンセキでしかこちらのザシアンを倒せません。なのでターンの余裕はかなりあります。こちらの立ち回りとしては、セキタンザンVMAXは無視して相手のマグカルゴを飛ばして(できればガラルネギガナイトVも飛ばして)ザマゼンタVを2枚押し付けると勝てます。相手のザマゼンタVへの回答札は格闘道場+(ディアンシープリズムスター+)ガラルネギガナイトV1枚しかなく、2枚相手にすることを想定しているデッキはほとんどないと思います。また、ふんかだんでエネ加速できるかのように思いますが、キョダイガンセキはエネ4枚必要で、かなりクラッシュハンマーも刺さります。
ピカゼク:不利
セキタンザンに駆逐されることを想定して切りました。ブレイブキャリバーの打点が230で、ピカゼクのHPが240ですので、ワンパンできず、ザマゼンタVも刺さらず、エネ加速もピカゼクやサンダーマウンテン、カプ・コケコプリズムスターの存在から刺さりません。ワンチャンにかけて裏のデデンネGXやゼラオラGX、クワガノンVなどを倒しましょう。
クワガノンロック:有利
グッズロックなどでこちらのメタルソーサーやクラッシュハンマー、ターボパッチを封じられても、先1で使えることやふとうのつるぎでエネ加速とドローソースできること、基本的に相手からこちらをワンパンできないことを考えれば基本的に有利です。立ち回りは他のV系統と同じで対応できると思います。
超ミュウミュウ:不利
ピカゼクと同様に不利です。本デッキはくちたけんやガラルニャイキングが入っていないため、ザシアンVのブレイブキャリバーのダメージは230固定です。そのため、TAG TEAMのポケモンは基本的にワンパンできないため、厳しいです。
モクナシゴリランダー:有利
モクナシが相手だと、基本的に相手は後1スーパーグロウを狙うため、先攻が100%取れます。後1で相手が育てたゴリランダーをボスの指令で呼び出し、先2で飛ばすことができれば基本的に勝ちの対面です。ダダリンが見えたらベンチで育てるのはザシアンVではなくザマゼンタVにしましょう。
ルカメタザシアン:有利
ルカメタザシアンより、こちらのほうがエネ加速、エネ割を行えるので、基本的に有利です。ルカリオ&メルメタルGXではなく、後ろのザシアンVを倒してしまいましょう。
他のV系統(カメックスV、インテレオンV、マルヤクデVなど):有利
基本的に相手より先にVを倒せるデッキなので有利です。相手の育ち切っていない状態の主力Vを倒すと基本的には有利に立ち回れます。先攻の場合はザシアンVを2体、後攻の場合は前でザシアンV、後ろでザマゼンタVを育ててるのが基本です。後攻で相手が先2でポケモンVMAXを出してこなかった場合はザシアンVの2体目を育てる場合もあります。
さいごに
このデッキは、なんとかザマゼンタVを活躍させたい!という思いから作成したデッキでしたが、結局ザシアンVがメインとなってしまいました。しかし、ザマゼンタVもVMAXに対しては非常に有効で、攻撃と同時に特殊エネ破壊もできるので、今後の環境ではより活躍できると思います。
いちげき、れんげきが話題ですが、EレギュからもポケモンVやポケモンVMAXが主体となりそうなので、本デッキのVポケモンはザシアンVが、VMAXはザマゼンタVがメタを張れる構成は今後もっと活躍できると思っています。
最後までお読みくださってありがとうございました。
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