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ウイスキーの楽しみ方

私は2009年にウイスキーエキスパートという資格を取った。

きっかけは一冊の本だった。

村上春樹の旅行記「もし僕らのことばがウイスキーであったなら」

https://www.amazon.co.jp/dp/4101001510

もともと21歳からウイスキーは飲みつけていたけど、もっと深く知りたくなり、試験を受けた。結構マニアックな問題ばかりだったが、ギリギリ合格。


それ以来、ハイボール講座を開くなど、様々な活動を通じてウイスキーの素晴らしさを広めている。

Whisky worth spreading.

ウイスキー初心者の方によく聞かれるのが、

「何飲んだらいいですか?」

という質問だ。

それに対して私はかなり具体的なアドバイスをする。

「普段飲んでいるお酒はどんなものが多いですか?」

「食べ物で好きなものはありますか?」

「肉と魚はどっちが好きですか?」

このような問いかけをし、その答えに合わせてウイスキーを薦める。

たとえば魚に合うウイスキーなら緑色のボトルが合わせやすい。

安くいくならカティサーク

その上位互換であるラフロイグならワサビだけでもグイグイ飲める。

タコの刺身なんかに合わせやすい。カルパッチョでも良い。


初心者にはまずハイボールを薦める。

私のハイボールの作り方はとてもシンプルだが、愛があるので美味い。

コンビニで全部揃えられる。

コンビニに売ってるウイスキーを買う。サントリー角瓶ならどこのコンビニにも売っている。

ロック用のアイス1.1kgも買う。だいたい200円くらい。

炭酸水を買う。ノンフレーバーのものにすべき。ウィルキンソンがベター。

プラスチックカップを買う。10個入りで100円。容量は275ml。


まずプラスチックカップに氷をぎっしり入れる。

ウイスキーを30ml注ぐ。メジャーカップが無ければ、だいたい氷入りのプラカップの1/4くらいまで入れる。

炭酸水をゆっくりと注ぐ。ここが最も重要なポイントである。美味しくなーれ、美味しくなーれ、と愛を込めて注ぐ。

マドラーでかき混ぜない。なぜなら炭酸水を注ぐときに混ざるから。できるだけ炭酸の泡を残すことに注力する。

プラカップの淵ぎりぎりまで炭酸水を注いだら、口を近づけてパチパチする炭酸を唇と鼻の間くらいに感じながら、ウイスキーの立ち上る香りを楽しむ。ぐいっと1/3くらいを飲み干す。ぷはーっ!

角ハイボールと唐揚げを思う存分楽しむがいい。

炭酸水は500mlのペットボトルがちょうどいい。

プラカップの中のハイボールが空になったら再び氷をたっぷり入れ、一杯目と同じ要領でハイボールを作る。500mlの炭酸水で3.5杯くらい作れる。唐揚げもススム。

おつまみは夏ならトマトスライスや焼きナスでもいい。冷蔵庫でよく冷やしたやつと合わせるといい。

冷やっこでもいい。好みでいろんな薬味を足せばいい。

ウイスキーは万能なのだから。


コーヒーが好きならコーヒーリキュールを作るといい。

700mlのウイスキーを買ってきて100ml減らす。そこに100gくらいの中煎りのコーヒー豆を豆のまま入れる。2週間くらい漬けこんで色がいい感じになったら飲みごろ。

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まぁウイスキーとコーヒー豆の量はけっこう適当でも良い。だが漬けすぎると苦くなるので時々味見して良い感じになったら豆を取り出す。

コーヒーハイボールにしてもいいし、冷凍庫に入れてトロッとしたストレートで楽しむのも良い。


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