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無職の金づる、都合のいい時だけパパ

ペテ子は、無職の金づるがアパートに来る日は、少し前に部屋から出て犬と待っていることがあった。


そして、無職の金づるが来ると、キンキン声で絶対にこれを言う。


「パパ来たよ~~!」


キーーーーーーンモッ!!(笑)
パパって~。


いつのまにあんたら付き合って、犬の親になったんや~~。

そして仲良く、サソリ家のベランダのそばで、
「パパと一緒におちっこ行ってきな。」
と飼い犬に言う。


来んな。いや、ベランダの通路に来んなて。

しっこもさせんな。


そして、キャッキャ言いながら部屋に入って行く。


そしてまたある日、ペテ子が無職の金づると買い物から帰ってきた。


私の部屋は、駐車場に面しているので、ペテ子のバカでかい声は直接聞こえてくる。


ペテ子「私はさ、親と仲悪いから絶対に会いたくない。あんな奴らと会いたいとも思わない」

なんだか酷くご立腹のようだ。
一体何があったというんだ。

段々本性が見え隠れしてきていて、ニヤニヤする。

無職の金づるに、親に会いたいとでも言われたんだろうか?
なぜそんな話をしているのかわからないが、
とにかく家に入るまでの間、ブリブリ怒っていた。


無職の金づるはモソモソ何かを喋っていた。


そしてまたある時は、無職の金づるがしばらく来ない日があった。


そして、身内らしき男女がペテ子の家に来ていた時、
無職の金づるはタイミング悪く来たのだ。


無職の金づるは、私が出かけようと玄関から出ると、ペテ子の玄関前でペテ子と2人で立ち話をしながら、私の顔をジッと見て目をそらさない。


キショ。
と思いながら、そりゃペテ子より若くて可愛けりゃ、こっちの方がいいな。
って思うよな。
なんて偉そうに、それほどでもない自分の容姿を褒めちぎって去ったが、
車に乗ってからもまだこっちを見ていた時は、マジで見るな、変態。と心の中で毒を吐いた。


そして10分くらいで戻ってきたのだが、まだ無職の金づるは部屋に入れてもらえず、立ち話をしていた。


家にいるのは、もしかしたら親なのかもしれない。
ペテ子は大ウソつきだ。

呼吸をするように自然と嘘をつく。


仲が悪いと言っていたから、部屋に上げるわけにはいかないのでは?

と、得意の詮索が始まった。

思い出した、今まで色々買わされてきてたが、
この時手に持っていたのが

カーペットだー!!!


あいつ、カーペット抱えて立たされてたなぁ。
この時買わされてたんだったか。っての思い出して笑いがこみ上げてきた。


ほんとにただの金づるすぎて・・・笑う。

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