鳥取の境港で鬼太郎に浸る-1 鬼太郎xビックリマン
先月、用事で鳥取の境港市へ行った。米子空港から電車で30分ほどだ。日本有数の漁獲量を誇る港町で、新鮮な海産物が楽しめる。そして、漫画家・水木しげるの生誕地であり、鬼太郎や妖怪を生かした街づくりを進めている場所でもある。
私が境港に行ったのは今回が2度目。初めて訪れたときは、想像の遥か上をいく徹底した「鬼太郎と妖怪の街」ぶりに驚いた。
まず、空の玄関口となる米子空港。ここは境港市ではなく米子市だが、正式名称は米子鬼太郎空港。飛行機を降りて預け荷物を待っていると、ベルトコンベアの上を目玉の親父が流れてくる。
空港から境港に行く鉄道は、鬼太郎のキャラクターが描かれている。私が乗ったのは「子泣きじじい列車」だ。
そして境港へ着くと、さらに鬼太郎と妖怪一色だ。「観光客が行きそうな場所ではそうなっている」という限定はつくのだろうが、徹底ぶりがすごい。私は子どもの頃鬼太郎のアニメが好きだったこともあり、ネズミ男や一反もめん、ぬりかべといった主要キャラクターに限らず、多少は妖怪の名前を知っている。そんな私でも初めて見る妖怪の像があちこちにある。
今回ビビビッと興味を引かれたのが、ちょうどその時期に行われていた鬼太郎とビックリマンのコラボ企画だ。
知ったのは、米子空港のポスター。3つのコースがあり、スタンプラリーとかキャンペーン参加店での買い物とか条件をクリアすると、鬼太郎のキャラクターとビックリマンのキャラクターが載った特製シールがもらえるというものだ。
ビックリマンと言えば、私が子どもの頃に爆発的な人気を誇ったシールである。ウェハースにチョコレートが挟まれた四角いお菓子にシールが1枚ついて、30円だった。お菓子としても、いまだに味を覚えているほどおいしかった。入荷とともに売り切れる店ばかりで、いつどこに行けば買えるのか子どもなりに相当リサーチしたものだ。
そんなビックリマンと鬼太郎のコラボキャンペーン。これは参加するしかない。境港にいるのは1日弱(到着日の午後〜翌日の昼)。予定もあるので動ける時間はかなり限られている。スマホを使って、どうすればお題をクリアできるのかを考えることにした。ちょっと、ワクワクし始めていた。
(続く)
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