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中小企業診断士の試験まで1ヶ月弱。二度目の過去問トライ、結果は

8月初旬に行われる中小企業診断士の一次試験まであと1ヶ月を切った。瞬く間にカレンダーが進んでいく。もう仕上げに入らないといけないタイミングだ。

先日、2年前の過去問をひと通りやってみた。本番は2日間で行われる7科目を、時間の関係で1日にまとめてトライした。数ヶ月前、昨年の過去問に挑戦したときはひどい出来だった。そこからどれだけ力を付けることができたのか。

中小企業診断士の一次試験は、合格基準が「全7科目の平均60点以上、かつ40点未満の科目がないこと」である。「どうしようもなく苦手」という科目をなくし、できれば得意科目と呼べるものを作ることが突破に至る道ではないかと考えている。

令和4年度の試験にトライした結果、正解率はこうだった。

経済学 76%
財務・会計 68%
企業経営理論 80%
運営管理 58%
経営法務 72%
経営情報システム 76%
中小企業経営・政策 56%

40点未満の科目なし!全科目平均60点以上クリア!一次試験の合格基準を満たしている。

「これを本番の点数として使わせてくれ〜!」
と叫びたい。

今回、予想以上に点数が伸びたのが経済学と企業経営理論だ。2科目、欲を言えば3科目で80点前後を取ることができれば、全体平均にとてもよい影響が出る。そのことを実感した。Studyingをベースに市販のスピードテキスト、スピード問題集で理解を深めるという自分の学びスタイルは間違っていなかったと、自信を持つことができた。

しかし、これで安心というわけにはいかない。その理由は主にふたつある。

ひとつには、2年前の過去問のうち一部は、全く同じ問題やその類似問題を、これまでの学びの中ですでに見ている。つまり全くゼロから臨んだ問題ではないものが含まれる。

もうひとつは、改めて痛感したことだが、その年の問題と、自分がある程度理解できている分野の重なり具合が、得点にかなり影響する。

前にも書いたように、中小企業診断士の試験は各科目の出題範囲が広い割に問題数は多くない。たとえばStudyingやスピードテキストではかなりの分量で説明されている経済学のIS-LM曲線がある年は全く出題されない、といったことが起きる。一方で、これまでの学びでは見たこともない問題が出てきたりもする。出題範囲を満遍なく理解することは、私には時間的にもキャパシティ的にもとても無理だ。出題分野との相性の良さで各科目10点ぐらいは軽く得点が変わりそうに思える。

この二つの要因で今回の過去問トライの正答率が2割
増しになったと仮定すると、実力的には合格ラインの「平均60点」を何とか超えたというあたりだろうか。「自分と相性の悪い問題」が多く出題される可能性だってあるから、全く油断はできない。

とはいえ、一次試験の合格は全くの「無理ゲー」ではなくなった。それぐらいの力はついたということだ。ここからは、難問を無理に理解しようとするよりも、基本的なことを押さえていれば解ける問題を確実にマスターしていくことに力を入れていく。大学受験に例えれば、私大よりも国公立大対策に近い学び方だろう。

中小企業診断士の試験対策でも直前講座とか模擬試験があるらしいが、そういうものも受けない。予想合格率とか順位を知っても仕方ないし、過去問を自分で解くのが一番力がつく方法だと思うからだ。

一次試験まであとひと月弱。色々忙しい時期ではあるが、体調に気をつけながら少しずつでも前に進んでいく。




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