街角

画像1 街は、どこか寂しげ。表通りは素敵に輝いて見えるけど、裏通りは薄暗い路地。
画像2 革命を起こすと謳われたインターネットは、次々と街を破壊し続けている。全国の商店街をシャッター街にしているのに誰も抗う事が出来ないでいる。デパートが潰れ、工場が潰れ、街は残骸と化しているけど、誰も見向きもしない。ネットで富を得た人は芸能人と浮名を流し、twitterで現金のプレゼント、月旅行にも行くらしい。こんなフザケタミライがネットの起こした革命だなんて誰が予想したんだろう。
画像3 希望とか未来とか、そんな言葉が信じられた時もあったけど、今は何もかもが朧。自分自身が信じる物も、信じるべき何かも、息をするたびに見失ってしまう。そんな時代。
画像4 壁に書かれた言葉たちが呪文のように私を守ってくれてたら、どんなに救われるだろう。この通りは見知らぬ詩人たちの言葉で埋め尽くされている。買え、買え、と語り続ける広告という名の呪文たちに踊らされるのは疲れたから、彼ら詩人の言葉に耳を傾ける事にした。
画像5 季節が君だけを変えるのか、それとも、君だけを置き去りにして、足早に過ぎ去っていくのか?ただ吹き抜ける風は、君の髪と、繊細な心を乱す。
画像6 ここはサッポロ。時は2019年。誰かが夢見て作り上げた街、そして残骸。モデル:エルさん

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