思考の整理術〜デザイナーから学ぶ発想の仕方〜

こんにちは。
読書部部長の増田です。

みなさま三連休はいかがお過ごしでしたでしょうか。
僕はお休みの時はまず必ずお掃除と整理整頓から始めます。
ふだんの土日ではできない、不要なものを捨てたりすることができますよね。

それと同じことが思考にも必要なはずです。
今回紹介するのは思考の整理整頓に関する本です。


◾️ 紹介する本


デザイナーとして著名な佐藤可士和さんの本です。
ユニクロのロゴとかセブンのコーヒーメーカーのデザインされてる方ですね。

個人的にはカッコよさとその企業らしさの両立がうまい方だなぁと感じてます。
さて、そんな彼の整理整頓術を学んでみましょう。


◾️ 極生誕生のエピソード
印象的なエピソードで“極生”の話が載ってます。
極生、みなさま覚えてますでしょうか?
発泡酒が流行った時に麒麟が出したビールですね。
そのデザインがこれです。


めちゃくちゃかっこいいですよね。
広告やCMは一切打ってないのにめちゃくちゃ売れたそうです。

当時の発泡酒のイメージはビール代を節約するために飲む不味いもの、というものでした。
しかし、発泡酒独特のコクのなさは“ライトで爽やかな飲み物”という発想でこのデザインにしたということです。


◾️ 方法
この思考に至るまでに彼がしたのは“プライオリティをつける”というステップだそうです。
何が1番大切なのかを考えたということらしいのですが、中身はこうです。
発泡酒のネガティブな面と埋もれているポジティブの面を考えた時に、無理にビールに似せようとしていたことが問題の本質なのではないかという思考に至ったとのことです。
つまり、“極生”を売る上で1番大切なのはビールに似せることではなく発泡酒のポジティブな面、すっきりとした味わいをパッケージ化することでした。

なるほどと言わざるを得ません。

悩みの本質は整理することで、もっと別の問題が見つかるのかもしれません。
イシューから始めよに近いところがあるなと思いました。

最後まで読んでくださりありがとうございました!