論語と算盤書評 〜ビジネスを道徳で考える〜
こんにちは。
読書部部長の増田です。
今回はずっとあっためていた本を紹介します!
◾️ 紹介する本
突然ですがクイズです。
みずほ銀行、キリン、JR、帝国ホテル、これらに関係するものは何かわかりますか?
正解は渋沢栄一が関わった会社かどうかです。
渋沢栄一は新一万円札の顔としても有名ですね!
上に乗ってる会社を見て分かる通り、数々の大企業を作ってきた彼は“近代哲学の父”と呼ばれています。
フランス留学の際に、合同会社に衝撃を受けていた渋沢は自ら会社を次々と作成し、今でも名のある大企業をいくつも作ったのです。
そんな渋沢栄一の経営哲学の本がこちら。
今回はそんな渋沢栄一の哲学に迫ります。
◾️ 概要
論語とは孔子が弟子に話した内容をまとめたものです。
内容はこの後紹介しますが、まあ人に優しくしましょうとか道徳みたいなものです。
算盤とは計算の機械、すなわちお金を稼ぐ能力です。
この真反対に見える能力、どちらも大事でありどちらもほどほどが良いという内容です。
◾️ 響いた内容3つ
1 徳川家康と論語
徳川家康は神君遺訓というものを後世に残しました。
これは論語からの引用がおおいと渋沢はいいます。うまく政治ができただけでなく、論語があったから長く政権が続いたんですね。
2 立派な争いをしろ
渋沢はまた論語を誤読している人が多いと言っています。
道徳が大事でも、優し過ぎてはいけないということです。
「過ぎたるは及ばざるが如し」
ということです。
3 智・情・意
頭の良さ、気持ち、理性、この3つのバランスを保ちなさいと渋沢は言います。論語では「中庸」という言葉があり、何事も偏りがなく中和されているべきだと孔子は解いていました。
ビジネスも例外ではないということです。
◾️ 論語と算盤とスマートチェックアウト
スマートチェックアウトでは国民の健康増進のためにまずは歯医者に足繁く通ってもらう環境づくりをしています。そのためのプロダクト作りには論語の感覚と算盤の感覚を大事にしています。
渋沢栄一の経営哲学から学ぶことは大変多いと思いました。
最後まで読んでくださりありがとうございました!