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カンボジアの障がい者雇用を守る!PPCILのドライマンゴー

こんにちは、この記事に興味を持ってくださりありがとうございます!

この記事では、支援先でもあるPPCIL(プノンペン自立生活センター)が販売するドライマンゴーついて紹介していきます。

PPCILとは??

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PPCIL(プノンペン自立生活センター)は、自らも車椅子での生活を送る、サミス・メイさんにより設立されました。

2006年、サミスさんは日本で1年間の「ダスキン・アジア太平洋障がい者プログラム」という研修に参加し、日本の社会福祉や障がい者自立運動、車いすの修理など様々なことを学ばれました。

この来日の際にサミスさんは、日本ではバリアフリーの設備(スロープや多目的トイレなど)が整っており、障がい者の方が生活しやすい環境があるということに大変感動したそうです。

カンボジアにもバリアフリーの設備がが全くないというわけではありません。

しかし、障がい者のための環境作りはあまり進んでおらず、「障がい者は前世で悪いことをしたから現世で障がいを持っている」という考え方が一部で浸透していることによる差別もあります。

上記のような理由もあり、カンボジアの多くの会社では、バリアフリーの環境や設備が十分に導入されていません。

そこで、サミスさんはカンボジアにも日本のような障がい者が生活しやすい環境を作っていこうという考えから、PPCIL設立に至りました。

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PPCILでは、バリアフリーの設備を整えた職場環境や、障がい者の方々をスタッフとして雇用することで、障がい者の方が働きやすい環境づくりをしています。

また、サミスさんは障がいを持つ人々と障がいのない人々が平等に働ける機会をつくるため、カンボジアの政府と協力しながら、障がい者へ優しい社会に変えるための活動しています。

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2019年にサミスさんは、ゼロプロジェクト(障壁のない世界を作るために障がいのある人への権利・生活の質の向上を共有していこうと働きかけている団体)に「自立した生活と政治参加」の革新的実践の例で表彰されました。


詳細につきましては、下記の公式HPからご覧ください。↓

http://www.ppcil.org/sample-page/


リターン品のご紹介

今回クラウドファンディングを行うにあたり、リターン品としてPPCILさんにはカンボジア産のドライマンゴーをご用意していただきました。

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PPCILのドライマンゴーの特徴として、

* バリアフリー設備を整えている工場で障害者の方々を雇用し、ドライマンゴーの製造を行っていること
* 砂糖や添加物を入れることなく、カンボジア産マンゴーの天然の甘みを最大限に引き出していること

の2点が挙げられます。

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南国のカンボジアで育った、無添加でトロピカルな甘味のドライマンゴーをぜひお楽しみいただきたいです!

南国のカンボジアでは、旬の時期には安価で大量に入手可能なほどマンゴーがたくさん収穫されます。

よって、収穫されたマンゴーを全て消費することが難しく、大量廃棄になることもあります。

そこでサミスさんは、「南国で採れた美味しいマンゴーを消費し切れず、余るという状況をどうにか出来ないのか」と考えました。

その考えから、甘みを維持したまま長期保存ができ、廃棄を減らすことが出来る策として、ドライマンゴーづくりが行われるようになりました。

この取り組みのおかげで、カンボジアで採れるマンゴーを世界中の人がいつでも楽しむことが可能になり、食品ロスを減らすことにも繋がりました。

PPCILさんの取り組みは障がい者の方の雇用の機会をつくること、食品ロスの削減を達成しているだけではなく、カンボジアの農家を守ることにも繋がっています。

カンボジアには、PPCILのようにマンゴーの加工や殺菌技術を持つ事業は少ないといいます。

そのため、これまでは豊富に収穫出来たカンボジア産マンゴーを、タイやベトナムなどの優れた加工技術や機械を持つ国に安価で販売をせざるを得ませんでした。

カンボジア産マンゴーを安価で入手した国々の人たちは、加工後に高い金額で欧米など様々な先進国に販売しています。

つまり、カンボジア産のマンゴーは実際の価値よりも安価で取引され、生産する農家の方々にとっては大きな機会損失になっていました。

PPCILさんには加工や殺菌の技術があることから、マンゴーの適切価格での取引、及びドライマンゴーの適切価格での販売が可能となるため、カンボジアの農家を救うことになるのです。

最後に

最後までお読みいただきありがとうございます。

支援先およびリターン品を提供してくださっているPPCILさんの魅力を少しでも皆さんにお伝えできたらなという思いから書かせていただきました!

ご支援・ご協力のほどよろしくお願いいたします。

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