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マッチングアプリ大作戦②

マッチングアプリ人生で最も忘れられない出来事。いい意味でも悪い意味でも。 

とある冬の日、この日3人目の男性と会う日だった。文面でも好印象だったので安心して会うことが出来た。
黒髪マッシュの好青年といった感じ。
お洒落なのかイヤリングとよくわからないセンスの服を来た長身の人。この時当たりだ〜って内心思った。来てそうそう可愛いとか可憐だとか言ってきて普通は警戒するところだけどわたしは単純だったので悪い気はしなかった。

純喫茶と幸せのパンケーキに行ってイルミネーションを見た。この時のパンケーキはクソまずかった。

暗くなってからカフェに入って真面目な話をした。自分が双極性障害だとゆうこと障害持ちだから無理だよね…ってそしたら悪いようには言ってなかったと思う。忘れたけど。
最後には手を繋いでいい?って聞いてきた。会ってすぐなのに普通は警戒するところだがわたしは単純だったので流されるままに繋いだ。

2回目のデート

その翌週池袋で会うことができた。
オムライスを食べに行ってサンシャインをフラフラしてプラネタリウム見てケーキをご馳走になった。バー的なところでちょっとお酒を飲んで私の愛する中本でラーメンを食べ、キキララのイルミネーションのあるところまで連れてきてくれた。

「あのあと双極性障害について調べたんだ。妹もうつ病なんだ。僕に出来ることがあったらサポートするよ」って会って間もない人に言われると思わなかった…!これもう絶対わたしのことすきじゃん!3回目で告白してきてもおかしくないやんけ!
帰りの電車ずっとわたしの手を触ってた。
そのあとも他愛もないラインが嬉しかった。
クリスマスにピューロランドに行こうってなってた。

そう、全てが出来すぎていた。

「ごめん、仕事で大きめのミスしちゃった」

そこから既読がつかなくなった。
めちゃくちゃ焦った。 

なんでなん??わたしなんかやった???

毎日そわそわしながら過ごした。
その翌週元気のない文面でごめんねって謝って、アマギフ5000円分くれた。

それきり連絡が取れなくなった。
もちろん電話なんかつながるはずもない。
ペアーズのやり取り画面でのアイコンが消えてブロックされたか退会したって表示になっていた。

彼に渡そうとしたロクシタンのハンドクリームもミッキーのタンブラーも意味をなさなくなった。かわりにしょうもない男にホテル街に連れて行かれそうになった。

ちくしょうちくしょうちくしょう!!!!
やられたわ〜〜〜!!!!!!
絶対他にいい人いたんだろ!!!!健康で自立してて前髪スカスカのかわいい子のところに行ったんだろ!!!彼らと同じ土俵には立てなかった!障害持ちだったから!!もしくはケーキの食べ方が下手くそだったから!ウィッグがバレバレだったから!!ウワ〜〜〜〜〜!!!!

そんな悔しい年末を過ごしましたとさ。

まだまだつづく


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