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髪の減点(ダメージ)を最小限にするには?

髪は何かするごとに確実に傷んでいってしまいます。

今までは、「どれだけ傷んでもトリートメントすれば大丈夫☆」「ツルツルのサラサラで傷みもなくなった♪」と思っていたのが実は違って、実際のところはトリートメントしてもダメージが治るわけでもなく、髪の点数が加点される事もないのが現実です。

詳しくは前回のブログを参照 ↓
https://note.com/scissors_hands/n/naaf9f6fa4d2e


”毛先の傷みはどんどん蓄積していく”

トリートメントはあくまでも髪のファンデーションです。一時的に表面的に手触りと質感をごまかしているだけで、髪が負ってしまったダメージが治っているわけではないので注意しましょう。

髪の傷みは蓄積していくので、髪の体力は何かするごとに減点されていくという、減点法をベースにヘアケアを考えて行きましょう。

ダメージがトリートメントでは治らないとすれば、どうすれば髪は傷みがひどくならずに済むのでしょうか。大切なのは逆転の発想です。

”ヘアケアの考え方を逆にする”


髪が傷むとそのダメージをごまかすためにトリートメントが必要になります。では、髪が傷まなければそもそもトリートメントなどに頼る必要はありません

つまり、最初からなるべく傷ませない!方向に考える逆転の発想が必要になります。本質的な考えが、『治す』ではなく、『傷ませない』に。

とってもわかりやすく単純ですが、最も簡単で効果的なヘアケアです。
ではどうやすれば減点を少なくしていけるのでしょうか。

”髪の減点を減らす方法は?”

死滅細胞でできていて、傷んでしまえば治らない髪。綺麗な状態を維持するためにできる方法を、カラーリングで例えてみましょう。

カラーの場合は、毛先まで染める事を繰り返してしまうと毛先の減点がどんどん進んでしまいます。

2ヶ月に1回カラーをするとして、カラー1回でー10点だとするとこのように傷んで行きます。

毛先の方が傷みやすかったりするのは、毛先の方が生えてからの期間が長いので様々なダメージにさらされているからです。ダメージの蓄積が多いので当然の現象と言えます。

では、可能な限り傷ませないでカラーを続けるためにはどうしたら良いのでしょうか?

それは、新しく生えてきた黒髪部分のみを染める技術。
”リタッチ”です。

リタッチを繰り返し行えば、毛先のダメージは進行する事なく綺麗で傷みの少ない髪を維持することができます。


”リタッチを活用する事で髪の悩みがなくなるかも”

数ヶ月置きに全体カラーを繰り返した髪がこのような状態 ↓

なのに対して、新しく生えてきたバージン毛にカラーをする『リタッチ』であれば、

もしも、毛先までカラーリングを最初の1回以外全く行わず、2回目以降は全てリタッチでカラーをしていたとしたら、上の図のような髪の体力になります。(日々のダメージが全く無いと仮定して)


全体カラーを繰り返している髪と比べるとカラー5回足らずで毛先のダメージは倍近く変わってきてしまう計算になります。

単純に考えても、髪が2倍綺麗になるという事。

例えば、ロングの髪の方であれば毛先の方の髪は、約3年前に根元から生えてきた髪という事になります


その髪を2か月ごとに全体カラーを繰り返したと仮定すると、毛先のところはカラー18回分のダメージが蓄積している計算に、、、!!!


マイナスもマイナス、体力『0』以下の状態で、トリートメントなどでなんとか延命治療を施しても髪の悩みは解消されない状態であるというのは、なんとなく想像できるのではないでしょうか。


ただし、これはダメージをカラーリング以外で受けていない状況という仮定の上の話。

日常生活で受けるであろう様々な髪への負担は一切無視な完全に現実ではありえない計算ですので、現実の場合はもっとダメージは蓄積しているということになります。

今現在、毛先がバサバサ、まとまらない、乾燥してる、髪の毛が切れてしまう、傷みがひどく手触りが悪い、などのお悩みをお持ちの方。

そして、綺麗な髪の毛を維持したい人、今の髪を大切にして行きたい人は、この「髪の傷みは減点法」を頭の片隅において頂きたと感じています。

傷んだら何かを足して加点していく『プラスのヘアケア』ではなく、今以上に傷まないために、何が必要で何が余分なのかをもう一度考え直す事で、髪は生まれ変わることができると感じています。

余分なものをなくして髪本来美しさを引き出していく、『マイナスのヘアケア』(素髪ケア)。素髪ケアがあなたの髪を今以上に、強く美しい健康的な髪に導いてくれます。

今までの常識を覆して、本当のあなたの髪を取り戻しましょう。





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