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ヨーロッパ文化教養講座(2009年アメリカ映画 「天使と悪魔 エクステンデッド版」鑑賞記)

2023/05/27

ダン・ブラウン作、トム・ハンクス主演のラングドンシリーズの2作目は、ローマを舞台とする、「天使と悪魔」。

原作は、この「天使と悪魔」が1作目で、「ダヴィンチ・コード」が2作目だが、大人の都合?で順番が入れ替わった。

ロバート・ラングドン (演 トム・ハンクス 米)
ヴィットリア・ヴェトラ (演 アイェレット・ゾラー イスラエル)
パトリック・マッケンナ(カメルレンゴ) (演 ユアン・マクレガー 英)
リヒター (演 ステラン・スカルスガルド スウェーデン)
オリヴェッティ (演 ピエルフランチェスコ・ファヴィーノ 伊)
ミスター・グレイ(ハサシン) (演 ニコライ・リー・カース デンマーク)

コメントと感想:

1.「ダヴィンチ・コード」と違って、「天使と悪魔」は、キャストも含め、原作をかなり改変している。特に、1番怪しいセルン研究所の所長マクシミリアン・コーラーが全く登場しない。
これは、セルン研究所のエピソードを映画に入れると、上映時間が長くなりすぎるという配慮かと思う。
そのため、映画の中心がローマのシーンとなり、ローマの観光スポットを大画面で楽しめる。

逆に、ヒロインのヴィットリア・ヴェトラの見せ場が少なくなってしまったという印象はある。

2.普段内側を覗くことができない、ローマ教皇の住まいやスイス兵主体のセキュリティガード、ローマ教皇の選挙(コンクラーベ)の様子が良く描かれていて、大変参考になる。

3.今年のイタリア映画祭でも主演作「あなたのもとに走る」で主演した、イタリアの俳優、ピエルフランチェスコ・ファヴィーノがまあまあの役で出演している。

4.オリジナルとエクステンデッド版の違いはほとんど解らなかった。
最後のラングドンがヘリコプターから落下するシーンがオリジナルにあったか?


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