見出し画像

ヨーロッパ文化教養講座(藤田真央のモーツァルト・ピアノ・ソナタ全集 鑑賞記-5 K.283)

2023/03/05
第5番 ト長調 K.283 (デュリニッツ・ソナタ集の5曲目)
作曲は、1775年(19歳)ミュンヘン

第1楽章 アレグロ 3/4 ト長調 ソナタ形式
第2楽章 アンダンテ 4/4 ハ長調 ソナタ形式
第3楽章 プレスト 3/8 ト長調 ソナタ形式

演奏時間:
①   真央君 2021年(23才)
I 3:50 II 4:21 III 4:04
② 内田光子 1984年(36才)未入手
③  ブレンデル 未録音
④  Klara Wurtz 1998年(33才)
I 5:26 II 5:41 III 3:47
 注:Klara Wurtz 版は、Mozart Complete CD82

1.アマゾンミュージックで、内田光子、イングリッド・ヘプラー、アンドラーフ・シフ、マリア・ジョアン・ピレシェの録音を見つけたので、こちらと比較した。(音質は参考にならないが。。。)

感想:
1.1楽章
真央君と内田光子 好みのタッチ
へプラーとシフ 淡々と正確に奏でる。
ピレシェ 少し華やかすぎ

2.2楽章
真央君 テンポのコントロールが巧み
内田 淡々でも陰影を付けている。
へプラー すこし、遅すぎ
シフ 締めくくりに装飾音あり すこし、早すぎ
ピレシェ ピアノを鳴らしすぎ

3.3楽章
真央君 フィナーレがクール
内田 弱音が美しい
へプラ 強弱をはっきりと付けて好ましい。
シフ 案外普通
ピレシェ フィナーレ普通に終わる。やはり、少し鳴らしすぎ

あまり演奏されない曲のようだが、聞いて飽きない秀曲だと思う。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?