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ヨーロッパ文化教養講座(2024年7月15日 辻彩奈・阪田知樹 デュオ・リサイタル鑑賞記)

2024/7/15
藤岡幸夫マエストロが、ウィーン学友協会ホールのような音の良いホールとして紹介していた、住友生命いずみホールへ行った。
音も響きも良かったが、なによりも演奏に感動した。

日時:2024年7月15日(海の日) 開場:13:30 開演:14:00
ヴァイオリン 辻彩奈
ピアノ 阪田和樹

プログラム:
1) エルガー: 愛の挨拶
2) シューマン: 3つのロマンス作品94
3) クライスラー: 愛の喜び、愛の悲しみ、美しきロスマリン
4) ブラームス(ヨアヒム編曲):ハンガリー舞曲 第1番、第5番
5) ブラームス: FAEソナタより スケルツォ
休憩
6) シューマン: ヴァイオリン・ソナタ 第1番 イ短調
7) ブラームス: ヴァイオリン・ソナタ 第3番 ニ短調
アンコール
8) ディニク(ハイフェッツ編): ホラ・スタッカート
9) パラディス: シチリアーノ 変ホ長調

コメントと感想:
⒈ 定刻通りに2人が登場。まず、1)2)を弾くとマイクを取って挨拶。
今回の全国ツアーは3種類のプログラムを用意した。
今日のプログラムは主催の大阪新音社が会員にアンケートを取って決めたとのこと。
前半は有名な小曲揃い。
阪田君が2)はオーボエが原曲だと説明。
3)4)は有名過ぎて逆に生演奏で聴く機会はほとんど無いことに気がついた。
5)のスケルツォは初めて聴いたがこれもとても良い。

⒉ 休憩後の2曲は、お二人とも集中して真剣に弾く。それにつられて、観客も没入。
感動的なブラボー。

辻彩奈さんの「根こそぎ音を持っていく」様な安定した音程と力強く且つしなやかな弓使いは、いつもの通りでビックリはしないが、今回初めて生演奏を聴いた阪田君の綺麗な音は、とても好きだった。
ソロリサイタルも機会を作って行きたいと思う。

3.アンコールは2曲。最後のシチリアーノは、いつも涙😭

朝、札幌から移動した疲労が吹っ飛んで、幸せな1日にして下さった、お二人に感謝!


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