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ヨーロッパ文化教養講座(拙宅のオーディオシステム)

2023/08/04

小生は中学生の頃からオーディオに興味を持った。

当時自宅にあったのは、日本ビクターの犬の置物が載っていた、家具のような一体型のステレオ。
聴いていたレコードは、洋楽は、ビートルズやカーペンターズ、邦楽は、アグネス・チャンや石川さゆりなどだった。

大学入学のために上京して、ジャズに嵌まり(クリフォード・ブラウン、ジョン・コルトレーンなど)、アルバイト(家庭教師)で貯めたお金で、JBLのスピーカー(左右で10万円くらい?)と確かONKYOのプリメインアンプに、秋葉原で中古品のターンテーブルとアーム+カードリッジを組み合わせたものを使っていた。
ただ、当時は1Kの木造アパート(風呂無し)住まいだったので、大きな音が出せず、ヘッドホンで聴くことが多くて満足できなかった。

某総合商社に入社して、ボーナスがそこそこもらえたので、念願のセパレートアンプ(VICTOR M-L10 + YAMAHA C-2a) と、このころ本格的に聴き始めた、クラシック音楽に合うと言われた、DIATONEのDS-53シリーズのスピーカーを購入し、ベートーヴェンの交響曲全曲(多分、カール・ベーム)を、週末徹夜して聴いたのを覚えている。

その後、ちょこちょことカートリッジを変えたり、ケーブルを変えたりといろいろ試してはいたが、仕事が忙しくなり、出張も増えたため、いつしかゆっくりと音楽を聴くという習慣が失われた。

ちょうど30歳になったころ、サントリーホールの近くの事務所(徒歩15分)に転勤となり、仕事も安定してきたので、サントリーホールへ行ってみた。どこかの東京のオーケストラの演奏会で、指揮者も曲も覚えていないが、とにかく音が良いのに感動した。
と、同時に、この音を出すには、お金がいくらあっても足りないなという事を肌で知ることになり、同時にオーディオにお金をかけることがバカバカしくなった。

サントリーホールの読売日本交響楽団の定期演奏会の会員を3年くらい続けたが、事務所も移転し、仕事も異動になり、やがで、年1回の第9を聴きに行くくらいになった。
(敬愛する、アルフレッド・ブレンデルの来日公演は、2回行けたが)

時は流れ、2012年に故郷鹿児島市へUターンした。
東京に居たときは、行こうと思えばいつでも行けた、クラシックのコンサートが、遠いものになった。

また、オーディオに対する興味が復活した。
特に、株式会社音工房Zのスピーカーキット(Z702-Modena )
を購入して、組み立てて聴いたときのクリアーな音にはビックリした。
左右ペアで5万円もしないスピーカーなのに、本当にいい音がした。

現在のメインシステムは、
1) プリメインアンプ Marantz Model-30
2) ネットワークSACDプレイヤー Marantz Model-SACD 30n
3) スピーカー 音工房Z Z1-Livorno (上の写真)
4) スーパーツィーターキット 音工房Z Z501
5) パナソニックのBDレコーダー
電源に、
HONDA ホンダ 120,000mAh 蓄電機 LiB-AID E500
を2台購入し、アウトレット電源とオーディオシステム電源を隔離している。
購入価格は、全部で100万円未満なので、オーディオファンであっても、
オーディオマニアではないと思っている。

今の音には、(頻繁に行くようになった、生演奏を含めてだが)満足している。
今後老化によって体力が更に落ちてきて生演奏に行けなくなったら、音工房Zの最上位機種のスピーカーを購入し、CDを聴く機会が増えるだろうなと思っている。

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