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ヨーロッパ文化教養講座(2022年5月3日 横山幸雄リサイタル)

2022/12/05

1990年第12回ショパン国際ピアノコンクール3位の横山幸雄
のリサイタル鑑賞記:

日時: 2022年5月3日 10時半~16時半
場所: 東京オペラシティコンサートホール
ショパン-孤高の天才の人生と作品を追う-
〈ALL CHOPIN PROGRAM〉2022 (Vol.13)
横山幸雄 入魂のショパン

<第1部> 10:30~
ピアノ協奏曲第1番 ホ短調 Op. 11[ピアノ独奏版]
ピアノ協奏曲第2番 ヘ短調 Op. 21[ピアノ独奏版]

<第2部> 12:30~
アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ 変ホ長調 Op.22
ノクターン 嬰ハ短調 (遺作)
幻想即興曲 嬰ハ短調 Op. 66
バラード第1番 ト短調 Op. 23
スケルツォ第2番 変ロ短調 Op. 31

<第3部> 13:30~
即興曲第 2番 嬰ヘ長調 Op. 36
バラード第2番 ヘ長調 Op. 38
スケルツォ第3番 嬰ハ短調 Op. 39
ワルツ第5番 変イ長調 Op. 42「大円舞曲」
タランテラ 変イ長調 Op. 43
ポロネーズ第5番 嬰へ短調 Op. 44

<第4部> 14:30~
バラード第3番 変イ長調Op. 47
2つのノクターン Op. 48
幻想曲 ヘ短調 Op. 49
バラード第4番 ヘ短調 Op. 52
ポロネーズ 第6番 変イ長調 Op. 53「英雄」

<第5部> 15:40~
スケルツォ第4番 ホ長調 Op. 54
子守歌 変ニ長調 Op. 57
ピアノ・ソナタ第3番 ロ短調 Op. 58

感想:
1.とにかく、これだけの難曲を1日で、
全て暗譜で弾き続けるという、人間離れした演奏会。
13回目ということだから、その事実だけで感服する。

2.このシリーズ(もしくは、横山幸雄個人に対して)は、固定ファンがいるらしいことが、連れ立って来ていた、中高年女性グループの多さでもわかった。

3.演奏のレベルは、言うまでもなく高い(と思う)が、大抵の観客(小生も含め)にとっては、内容が濃すぎて消化不良をおこすのではないかと思われる。 終了後は、充実感よりも疲労感が残った。

4.やはり、一人の人間の芸術鑑賞力には限界があるので、2時間程度の通常の演奏会でないと、作品を味わい尽くせないのはないだろうか。

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