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ヨーロッパ文化教養講座(第2回ショパン国際ピリオド楽器コンクール)

2023/10/11
第2回ショパン国際ピリオド楽器コンクールがワルシャワで開催中で、
YOUTUBEで配信されている。

現在、2次予選の真っ最中。
2018年に行われた第1回のコンクールでは、川口成彦さんが見事2位になったが、今回はどうであろう。

一次予選は、84人の候補者の中から予備審査で選出された、14か国35人のピアニストが出場して、行われ15人が通過した。
日本人は、10人が一次予選に挑んだが、残念ながら、通過したのは、たったの1人であった。

この1人は、18歳の鎌田紗綾さんである。

15人は、以下の6台のピアノから2~3台を選んで演奏する。

プレイエル:1842年製と1830年製(2009年複製)
エラール:1838年製
グラーフ:1835年製
ブロードウッド:1846年製
ブッフホルツ:1925年製(2017年複製)

一日目:10月10日

1.DEREK WANG (アメリカ)
プレイエル1842年
2.ANGIE ZHANG  (アメリカ)
プレイエル1842年、グラーフ
3.YONGHUAN ZHONG  (中国)
プレイエル1842年、エラール
4.ALICE BACCALINI  (イタリア)
プレイエル1842年
5.JOANNA GORANKO  (ポーランド)
プレイエル1842年、プレイエル1830年
6.ERIC GUO  (カナダ)
プレイエル1842年
7.SAYA KAMADA  鎌田紗綾 (日本)
プレイエル1842年、エラール

二日目:10月11日
8.MARIIA KURTYNINA  (ロシア)
プレイエル1842年
9.NICOLAS MARGARIT  (オーストリア、スペイン)
プレイエル1842年
10.MARTIN NÖBAUER  (オーストリア)
プレイエル1842年、エラール
11.PIOTR PAWLAK  (ポーランド)
プレイエル1842年、エラール
12.KAMILA SACHARZEWSKA (ポーランド)
プレイエル1842年
13.JANNIK TRUONG   (ドイツ)
プレイエル1842年
14.LUDOVICA VINCENTI  (イタリア)
プレイエル1842年
15.HYUNJI KIM  (韓国)
プレイエル1842年、ブロードウッド

今、一日目10月10日分の録画を聴いている。

全員が、プレイエル1842年を選んでいるので、音の比較ができるかと思ったが、弾き方によって音が相当変わるらしく、たぶん、ブラインドで聞いたら、どのピアノで弾いているかは全くわからないと思う。

また、実際会場で聞かないと、誰のどのピアノの音が好みなのかはわからないだろうと思った。

7番目に登場した、鎌田紗綾さんが弾いた、ピアノ・ソナタ第3番は、時々、音が聞こえない打鍵があり、これが録音の問題なのか、本人の解釈なのか、ミスなのか、判別できない。
ファイナルの6人に残れるかどうか、大変心配に思っている。

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