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ヨーロッパ文化教養講座(「インフェルノ」鑑賞記)

2023/05/28

ダン・ブラウン作、トム・ハンクス主演のラングドンシリーズ、第3作。
舞台は、フィレンツェ、ヴェネツィア、イスタンブール。

全2作はエクステンデッド版だったが、本作品はオリジナルのままのようだ。

主要キャスト:

ロバート・ラングドン(演 トム・ハンクス 米)
シエナ・ブルックス(演 フェリシティ・ジョーンズ 英)
バートランド・ゾブリスト(演 ベン・フォスター 米)
ハリー・シムズ(演 イルファーン・カーン インド)
エリザベス・シンスキー(演 シセ・バベット・クヌッセン デンマーク)
ヴァエンサ(演 アナ・ウラル ルーマニア)

コメントと感想:

1.ラングドンシリーズも3作目になると、主役のラングドンとヒロインのコンピで謎解きという構図がパターン化するが、今回は味付けがある。

2.今回は、前2作と違って異常な強力な殺し屋ではなく、普通の殺し屋にアナ・ウラルというルーマニアの女優を採用。

3.フィレンツェとベネチアの観光スポットでドンパチがあるのが見ていて楽しい。
せっかく、イタリアが舞台なのだから、イタリア人の俳優を主要キャストに採用してもらいたかった。

4.今回のヒロイン、フェリシティ・ジョーンズは、同時期に「ローグワン」でも主役を務め、中堅女優として活躍している。

5.「天国と地獄」ほどの原作との乖離もなく、ボッティチェッリの描いたダンテの神曲の「地獄絵」とか、ヴェッキオ宮殿の500人広場にある、ヴァザーリの絵などが、謎解きに使われていて、絵画ファンとしても楽しめる。

6.ダン・ブラウン作のラングドンシリーズは、

1)天使と悪魔 2000年
2)ダ・ヴィンチ・コード 2003年
3)ロスト・シンボル(2009年)
4)インフェルノ(2013年)
5)オリジン(2018年)
現在5作あり、2)->1)->4)の順に映画化され、3)はドラマで先日見た。
次は5)の映画化が楽しみだ。完成間近のサグラダファミリアが舞台なので、映像的にも楽しめると思う。

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