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2023年のScintiller


note、はじめます。

改めまして、アクセサリー作家をしているシノと申します。屋号はScintiller、レジンや真珠、天然石、硝子など、様々な素材を使ってアクセサリーを制作、販売しています。

私はSNSが得意ではなく、フォロワーさんと交流したりレビューへのお返事も一律で控えさせていただいているので、Scintillerについてもう少し深く知りたいという方がもし居てくださるのならと思ってnoteを書いてみることにしました。2023年の新たな、そしてささやかな挑戦のひとつ。

月に一回更新できればいいな、程度の気持ちです。ゆったりお付き合いいただければ。

そして日頃のツイート通り、誤字脱字は通常運転ですので薄目でご覧下さい。

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Scintillerとして屋号を掲げ、2023年は5年目になる年。年数を数えてもうそんなに経つのかと自分でも驚き、何度か数え直してみたりカレンダーを確認してみたりしてしまいました。歳をとると月日の感覚が鈍ってくるものです。辛い。私は今年40歳になります。

Scintillerで作るのは、基本的に、私が身に付けたいもの、作っていて楽しいもの。つまり目指すところは『好き』を形にすること。

私がレジンや真珠、天然石、硝子と幅広く扱うのは、良いと思ったものをどんどん取り入れて、より素敵なものを作り出したいと思っているからです。素材や技法は手段であり、目的ではない。

ハンドメイドアクセサリーを販売する人は作風を統一する方が成功しやすいようなので、余り参考にはしないでくださいね。

現在、私が力を入れて勉強しているのが、オリジナルの金属パーツを作る、ワックスモデリング。ワックス=蝋を加工して原型を作り、業者さんに金属に鋳造してもらってアクセサリーを作る技法です。

市販のパーツも素敵なものがたくさんあるけれど、どれだけ探しても10mmのレジンの粒がぴったりはまる枠が見つからない。

とても素敵なバロックのアコヤ真珠に出逢ったのに、芯立ての付いたバロックに似合う個性的なパーツが見付からない。

硝子を焼成出来るようになったのに、硝子の透明感を活かせる穴あきのセッティングパーツは(以下略)

これはもう作るしかない。

ちょうど初めてのチャレンジを始めたのが一年前。思い切って必要な道具を買い揃え、それ以来はひたすら火傷をしながらぼちぼちワックスと向き合ってきました。いざ一から作るとなると頭が真っ白になるもので、ああでもないこうでもないと作っては溶かし、作っては溶かし。

折角なんだから、自分の好みに振り切ってしまいたい。少しアンティークテイストを取り入れて。でもさりげなく軽やかで華奢で、可愛らしいけれどピリッと何処か辛口。そんなScintillerらしいアイテムを目指して試行錯誤すること暫し。

漸くこれかなというものが形になり、いざ業者さんへ送付して鋳造。ワックスが金属になって戻ってくる時はとてもわくわくして、かわいい、かわいい、とご機嫌で写真を撮ったり着用してみたり、請求金額に慄いてみたり。

1月、仕上がった4本は何度も何度も作り直して苦心した作品で、でもぐるぐる考える内に可愛いと思うのは自分だけでは???という不安に駆られながらの出品でした。私の不安を他所に指輪は直ぐにお迎え先が決まり、有難くも今年は幸先の良いスタートが切れました。

AKOYA Wave Ring



兎年、跳ねる年にしたい。
いつも気まぐれな販売みたいになってしまって申し訳ないと思いつつ、閃きと衝動が私の原動力。まだまだ未熟ながらも、より自由に、より自分らしく。私の『好き』を形にしていきたいと思います。

いつもご覧いただいている皆さん、新しくご縁を結んでくださった皆さん、そして幾重にももご縁をいただいている皆さん、本当に本当に感謝で一杯です。自分なりに誠実に、真っ直ぐに、作品に向き合って邁進して参ります。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

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