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「新しい時代の学び」

 野外での活動は、実物を見たり触れたりする機会になる。

 この直接体験ほど貴重なものはありません。

 生物学者レイチェル・カーソンは「『知る』ことは『感じる』ことの半分も重要ではない。」と言いました。

 学校で学ぶ多くのことは『知る』ことです。テストは『知っている』ことを測定する手段の一つです。では、この『知る』よりも『感じる』ことが大切というのはなぜでしょう。

 私たちは、「心を動かされる」とか「感動」という言葉を使います。この原因は『知る』ことですか?『感じる』ことですか?おそらく、『感じる』ことなのだと思います。

 人は何かに「心を動かされる」とそれがきっかけとなって、次の行動が生じます。そこから「もっと知りたい」という「知る」ことにつながるというのが「未来につながる学び」です。

 みなさんは野外学習で何に「感じる」ことができて、そこから、何を「知りたい」と考えるのでしょうか。直接体験でしか得られない感動を味わう野外学習であることを願っています。

2021.10.08 野外学習に向けて

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