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神戸女学院(中学・高等学部)の課題


久しく関西の女子校トップのポジションを維持している神戸女学院。都内のJGと極めて似た土壌を持ったプロテスタント系の学校です。

しかし10年前に関西女子トップの座を共学化した洛南に明け渡してから、以降才能が集まらなくなりつつあると、OGは口を揃えて言います。神女の良さは粒がそろった上で成立する、個々人での自立的な意思決定能力の高さと、緩い雰囲気の中でのびのびと成長していくその土壌にあったわけですが、その前提が揺らぎつつあります。

既に倍率は2倍を切っており、手の打ち方を根本的に変えないと運営側もこのまま中堅以下のポジションに没落しかねないという、危機感を持っているはずですが、現状空回りしている状況です。現状の課題を振り返りつつ、いくつかのとるべき新たな方針を提案してみたいと思います。

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