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リスペクトするゆえの呼び捨て

最近の話だけど、芸能ニュースなんかでタレントにも敬称を付けるようになってきたと思う。
でもこれちょっと古い世代の僕には凄く違和感あるんだよね。
お父さん方のヒーロー、長嶋は「長嶋」。まあ、王さんは文字数上「さん」がつかないと座りが悪いから仕方ないけど。
アントニオ猪木信者だって声援を送る時や、プロレスを語る時は「猪木」なんだよね。で、ジャイアント馬場も文字数上「さん」つく時もあれば、エキサイトしたファンは「馬場ー!!」と声援を送る。
大俳優の勝新太郎なんか「勝新」で縮められちゃってるし、大漫才師である夢路いとし喜味こいしなんか「いとこい」だよ。

これらは全部リスペクトしているが故の呼び捨てだと思うんだよね。
「先生と 呼ばれるほどは 馬鹿でなし」っていう感じ。
まぁ、学校や病院の先生は「選手」とか「関」みたいな職業名に近い敬称だから別として考えて良いんだろうけど。
(ちなみに噺家さんに素人が師匠と呼ぶのにも僕には抵抗がある)

で、何が言いたいかというと芸能人などに敬称を付けるのはかえってリスペクトが足りてないんじゃないかと思う次第、って事なんだ。
それは本人のせいかもしれないし、報道のせいかもしれない。

もっと言うと呼び捨てにされる有名人っていうのは、リスペクトされると共に「こっち側の人」というか「自分たちが味方になってあげたい人」なんだと思うんだわ。
だから「さん」を付ける事によっての、ある種の線引きみたいな「よそよそしさ」を感じてならないんだよね。

って、別に大した事じゃないんだけど僕はそう思うのでしたっ。

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