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どんなデザインにして、どう使ってもらうかを考える話(練習問題)

突然ですが、下記チャレンジしてみてください。スクーミーで新しい教材にしようとしている内容の先行版です。

以下の情報から、スタンプラリーのイベントに参加している店舗を管理するアプリケーションを作ります。
※情報が不足している部分は追加して作成をしてください。

このアプリケーションは、スタンプラリーのイベントを運営する管理者が、設営時やお客さんの案内時に使用するものです。

<状況の整理>
エリアは2つあり、それぞれ参加しているお店が違います。
Aエリアでは、レストラン「ハンバード」、雑貨屋「スミス」、書店「島堂」
Bエリアでは、花屋「フラワーロ」、写真室「ピクチャーズ」、レンタサイクルショップ「トレイン」
が参加しています。添付する2つの地図を確認してください。

<アプリの機能として最低限必要なもの(タスク)>
・場所を確認する機能
・電話番号を確認する機能
・エリアごとの参加店舗を確認する機能
・スタンプがもらえる条件を確認する機能
・参加店舗がどんなお店を紹介する文章を確認できる機能


※電話番号や、紹介文章は、スタンプがもらえる条件は、各自設定してください。全店舗にあるものとします。
また適宜住所情報などは追加してください。アイコンなどの設定ももちろん可能です。素材として2つのエリアの地図イラストを提供いたします。

Aエリア地図

Bエリア地図


意図

仕組みとしては、シンプルですし、機能も、Glideなどを使えば割りと簡単に設計できるのではないでしょうか?各ページの表示の仕組みなどは自動で整理してくれるので、項目をどう配置して、ユーザーにどう動かしてもらうかを考えるだけです。アプリデザインを考えるにはいい教材になるのかと思います。

今回大事なのは、いかに指定されたタスクをクリアして求められているアプリを作るかです。

考えるポイントは、「対象物に注目するのか」「アクションに注目するのか」です。

今回のテーマはでいうと、対象物は、以下の通りです。

《対象物》
・レストラン「ハンバード」
・雑貨屋「スミス」
・書店「島堂」
・花屋「フラワーロ」
・写真室「ピクチャーズ」
・レンタサイクルショップ「トレイン」

そして、どんなアクション(タスク)かというと

《アクション(タスク)》
・場所を確認する
・電話番号を確認する
・エリアごとの参加店舗を確認する
・スタンプがもらえる条件を確認する
・参加店舗がどんなお店を紹介する文章を確認できる

です。どちらを優先してアプリを作るかは、デザインを考える上でとても大切です。今回は、対象物(オブジェクト)の方を優先して作成することをおすすめします。つまり、動詞→名刺という順番で進めていくのではなく、名刺→動詞の順番で進めていきます。

目的であるオブジェクトをまずユーザーに見せ、ユーザーは先に、オブジェクトを選択してから、これに関するタスクを行います。自分の興味の対象が最初から見えている状態を作り出すことができるので、次の操作の手順を考える負荷が減り使いやすいものに変わっていきます。

最近の写真フォルダのアプリケーションを例にすると、写真を消す、名前を変更する、文字を書くなど、その写真に対して行うこと、つまりアクションがあると思いますが、最初にその対象になる写真を選び、その後アクションを選ぶというデザインになっています。対象から選ぶということは、ユーザーが、オブジェクトを選ぶところから始まるものです。

このように、アプリケーションが「やること」を実現させることにあったとしても、その対象を先にユーザーに見せ理解させ、アクションに移させることがアプリケーションの主流デザインでもあります。

そう言ったことを考えていくための第一歩の教材としてスクーミーも新しい教材を用意していきます。

上記内容は、多くのUIのデザインの本などにも載っていることで改めて理解して練習していただきたく書いております。







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