起業という名の教室開校
実は今年の12月、思うように売上額が上がらなかったら教室を畳もうと考えていた。
皮肉なもので、そういう時ほど入塾の相談に来られる保護者様がとても多い。生徒も30名を超えるようになってようやく安定した経営になるかなと考えている。
このコロナ禍で一番多かった相談は、学校が休みだと家では何もしない。勉強を自分で出来る様にしてほしい…。そんな不安や御不満がチラホラ。
うちは珍しく土日も開校している自習室付きの個別指導塾。
そもそも何故自分は塾経営など始めたのか…。
元々教育業界には興味があってバイトで個別指導や家庭教師をしていたしがない会社員だった。
案外そのままその生活を続けていてもよかったのでは?とも思える。
じゃあ何で経営者側に?
長くなりそうだから、そいつは次の機会にゆっくり整理しながらまとめたいと思う。
短い時間に書き切れるほどに自分の人生は思っていたよりも長くて、もう少し頑張らなくてはならないようだ。
そしてほんの少し疲れている。。。
写真は今年の2月に撮影した教室の事務机。
コロナ禍で学校がお休みになり始めた頃、自粛要請があったにも関わらず開校していた我が教室。
頑張って頂いていた政府関係者様、知事や公務員の皆様…ゴメンナサイ。
決して国に反発してやろうなんて考えはなく…。
この時、近隣の塾や学校や図書館などあらゆる施設が休みまくり、道路も夜になると車も少なく寂しい時期でした。
しかし休校になり、どこへもいけないストレスMAXの子供たちの受け入れ機関として、下手にどこかへ遊びに行って感染されるよりは教室で引きこもって勉強してくれていた方がまだ無難だったのもあり、ただ感染者が出たら即閉校かな…とドキドキしながらも授業の継続、教室へ通う事に抵抗のある生徒様にはオンライン授業の導入とあの手この手で対応してきた。
今も飛沫感染対策で全員マスク必須、窓は開けっ放しのエアコンガンガン効かせて、アルコール消毒液は出入り口に配備され、手洗いの徹底、もちろんついでにうがいもしようねって掲示して、入口の扉も長らく講師の先生か私くらいしか触れていない気がする…。
今の子達を不憫に思いつつも、この時代ならではの生き方として強くなってほしいなと思う。
自分が起業したのはコロナ禍のちょうど1年前。2年目にしてこんな事になろうとは想像もしていなかった。同じ塾のオーナーさんはコロナ報告の1か月前に開校し、その後すぐに強制休校状態をしていた。
それを見て自分はまだマシだったのだろうか…と思いつつ、しかし1年目は完全に大赤字の年だったので、凹んでた上にさらに凹まされた気分だ。
そこからもうすぐ1年が経つ。
今自分は派遣社員をしながら、経営者であり、講師でもある。寧ろ今は「講師」の仕事の方が圧倒的に少ない。
側から見れば独身アラサー(もうアラフォー)の女が仕事に打ち込んで人生を消費しているかのように見えるのかもしれない。
事実は小説より奇なりで、これでも結婚はしている。
二度目だけど…ボソッ
離婚寸前だけど…ボソッ
そのあたりもゆっくり纏めるとしよう。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?