【『Schoo for Business』活用のヒント】○○を実施しないと研修の効果は8割も減ってしまう!?
こんにちは!
株式会社Schoo(スクー)カスタマーサクセスの田中です。
この記事では、研修を企画運営されている皆さまに、研修成果を高めるヒントとして、研修参加者の『参加に対する納得感と学んだ内容に対する腹落ち感』を醸成するポイントをお伝えします。
「研修受講に対して受け身だったり反発したり、不満をいう社員が見受けられる」
「レポートや終了後に評価者としてのコメントが散見される」
「研修の成果はどうやって測ればいいかわからない」
などの課題感をお持ちでしたら、ぜひお読みください。
■ 4:2:4の法則とは?
具体的な手立てに入る前に、『4:2:4の法則』をご紹介します(ご存じでしょうか?)。
この法則は、ロバート・ブリンカーホフ教授が、「効果の出ない研修プログラムの原因」を研究し、研修の成果に影響を与えるもののバランスをまとめた法則です。
研修そのものよりも、
●研修前に参加に対しての納得感を持せたり動機づけを行うこと
●研修後に業務・実務に転用させる働きかけを行うこと
が重要ということです。
それぞれについて、誰が、どのようなことができるのか?
できるだけご理解いただきやすいようにまとめてみました。
■ 研修前の意識づけ
●企画者が実施すること
・研修の目的や実施する意味を伝える
できるだけ高い役職の方に具体的に伝えてもらうとより効果的です。
組織ビジョンや経営目標とつなげて、研修の実施が必要であることや、対象者の皆さんの成長が必要であることを伝える。
機会損失よりも、成長することにより得られるであろうチャンスなどをポジティブに伝えましょう。
・メリットを案内する。
メリットと言うと、会社側のメリットを想像されることが多いようです。
しかし、会社側だけでなく、参加者本人にどのようなメリットがあるのか?を伝えると、意欲が高まります。
●職場の皆さまが実施すること
・上司からの励ましの言葉を伝えたり、学習を快く推奨する
ただ声掛けをするだけでなく、1on1を行い丁寧に伝えると、より効果を発揮します。
そして、否定的に伝えるのではなく、プラスに伝えましょう。
・同僚からの応援がある
朝礼や会議の場面で、誰がいつからどのような研修に参加するのか?を「頑張ってね!って声掛けしてください」などと応援をしてもらうように周知すると効果的です。
●参加者本人が実施すること
・事前の課題学習や事前インプット
具体的には、次の取り組みができます。
■ 研修後のフォロー
●企画者が実施すること
・その研修に意味があったか振り返りを行い、参加者にも周知する
アンケートを行い、満足度と結果に対する考察を周知をしましょう。
・参加者の実践内容の確認と、実践成果を追いかける
実施した研修の1か月半から2か月ほど後に実践アンケートを取ると、研修を行うことがゴールではなく、実践と実践による成果を追いかけていることが、明確に伝わります。
●職場の皆さまが実施すること
・学びを職務でどのように活用するかを上司にご報告いただく
以下の点に気をつけるとより実践につながります。
レポートや面談で以下の3点を特に注視すると研修効果の発揮が期待できます。
・上司から実践の追いかけを行う
報告の1〜2週間後に経過確認、1か月半〜2か月後に実践確認をオススメします。
経過確認で、実践していなかったとしても、詰問などは控えましょう。
新しい取り組みは、想定外のイレギュラーが起きたり、想像していたより実践が難しいこともあります。できない要因は何か?実践レベルを下げるべきか?など実践しやすいことに軌道修正することをオススメいたします。
・実践している内容について同僚からも応援がある
チームや部門の朝礼で、参加者に発表・共有してもらうと、応援を得やすくなります。
・上司も研修資料や動画をみて、実務への落とし込みのフォローをする
ほかに気づいてほしいことがないか?勘違いしていないか?など、さらに充実したフォロー・育成をしやすくなります。
●参加者本人が実施すること
・研修レポートを記入し、コピーを取って上司に報告、企画者に提出をする
中には、「何を報告したか?」を忘れてしまう参加者もいるため、コピーを取ってもらいましょう。
また、研修レポートでは必ず以下の2点を記入してもらいましょう。
※スクーの研修設定にはレポート機能があります。
レポートを記入させ、学びのアウトプット機会を提供してください。
いかがでしょうか?
すでに取り組まれていることもあると思います。
1つでも新たに取り組めることがあれば幸いです。
実際にこのように取り組みをした企業さまもいらっしゃいます。
■ 実践している企業さまの実例
コニカミノルタジャパン株式会社さま
研修参加者の『参加に対する納得感と学んだ内容に対する腹落ち感』を醸成するポイントをお伝えしてきました。
自社の研修でまだ取り組めそうなことがあれば、ぜひご活用ください。
Schoo for Businessカスタマーサクセスでは今後も研修効果を高める情報提供や、学習文化を組織に根付かせるための情報提供を随時発信していきます。
「自社に合う学びや社内促進方法について知りたい」といった場合には、お気軽にお問い合わせください。
■『Schoo for Business』について
■株式会社Schooについて
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?