元日の読書感想文
あけましておめでとうございます。
年が明けて今年一年の抱負を定める方も多いかと思います。僕は性根が怠惰な人間ですので、
将来に向けて計画的に目標を立てることをしない、
というかした方が良いとは感じつつも、いざ目標を考えたりすると気持ちが暗くなる一方なので、なるべく避けてこれまで生きてきました。
ただ、そんな僕でも年末年始だけは一年の振り返りと将来のことはぼんやりと考えたりします。
元日今後どうするかについて考えるにはもってこいの日に、なんとなーく思考の整理でもできたらと思いこの文章を書いてます。
そこで、どうやって生きるかのちょっとした指針というますか、光明を与えてくれる本を最近読んだのでそれについて感想を述べていこうかなと思います。
その本は、えらいてんちょう(矢内東紀)著の「しょぼい起業で生きていく 持続発展編」です。まずこの本を手にとった理由は書店に行ったらたまたま眼に入ったからです。より正確に言うならば、残念ながら現在就いている仕事に関して、納得できておらず、それを変えたいと日頃思っている中で、解決策のヒントとなるものが何かあればいいなと思って書店に行ったら、水色のカバーでゆるいイラストが描かれている可愛らしい装丁と、しょぼい起業というなんとも肩の力が抜けたタイトルが眼を引きました。
読んだ感想としては、明るい気持ちにさせてくれる優れた本だと思います。僕自身も以前個人事業主として、業種は異なりますが規模感はこのしょぼい起業の中で書かれている内容と非常に近い形で、3年くらい、なんとかやっていた経験があったので、共感を覚えつつ、こんなビジネスのやり方もあるんだととても感心させれました。
そういう経験があるゆえに余計に響いた部分はあるけれど、起業する気はない、でも今の仕事に満足できていない人は是非とも読んでほしい本です。
しょぼい起業の具体例は全て飲食店で、そこは正直物足りない部分はありますが、とりあえずこれなら自分でもできるなと思える方法が書かれています。
また成功例とともに失敗例も挙げられているので、他の業態でも活用できる汎用的な学びがあるかと思います。
とは言っても胡散臭いビジネス啓発本じゃないの?
と思われる人も多いかと思います。僕もそういう本は拒否反応がでます。
そうではないと確信し、僕が購入を決意した一文が冒頭にあって、それがおそらく筆者の最も言いたいことであると思いますので、それを引用して終わりたいと思います。
「本当につらいことからは逃げたまま、それなりに豊かな人生を送ることができる」
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