もしその時、そばにいないとしたら

金曜日に書きかけたnoteが途中までだったので、今日は続きから。


先週末、こんな記事を読んだ。

大きな地震が起きた時に外国人をどう支援するか、名古屋市で訓練したとのこと。3日間に及んだそうだ。

記事の中でも触れられているが、地震を経験したことのない外国人は、結構多いと思う。スイス人の夫は、震度1~2くらいの揺れなら感じたことはあるが、それ以上の地震は想像もつかないという。そうだろうなぁ。経験したことのない災害を説明するのは、本当に難しい。

もし大きな揺れを感じた時、夫と離れ離れだったら。

とりあえず近所の避難所で会おう、と決めている。が、インターネットだって通じるか分からない。今はまだ土地勘もあまりないし、辿り着けるのだろうか。きっとインターネットの不通以外にも、想定外のことはたくさん起こるだろう。となると、情報は日本語で集めることになる。しかしまだそこまでの日本語は、使いこなせない。

今でこそ「やさしい日本語」で書かれた情報は、たくさんある。とはいえ、その文章を読む外国人の日本語レベルは、様々だ。夫はN2取得者(英検で言うと、2級~準1級くらい?)だが、スラスラ読めるかというと、そういうわけでもない。

ドイツ語が母国語の彼にとっては、日本語より英語の方が優位。しかしやたらと難しい英語になった途端、なんとなくのニュアンスしか分からなくなるという。

そう考えると、多言語に対応した翻訳機は非常にありがたいものだ。支援する側は相手の日本語レベルを探らなくても良いし、その分情報が早く伝わるのではないだろうか。

とはいえ、翻訳機「だけ」に頼れば良い、というわけではない。翻訳機の台数だって限られているだろうし、タイムラグだってあるだろう。そうなると、ボディランゲージの方が早いかもしれない。その時々で、やさしい日本語や英語を話したり、そうでなければ絵を描いたり。いろいろな手段で「伝える」を実行していかなければならないのだろう。


この記事を読んで、改めて災害時の外国人支援の難しさを感じた。と同時に、こうした訓練が報じられ、記事を読めたことに、感謝している。もしもの時に備え、夫とはもっと一緒に考えて、もっとたくさん話そうと思った。

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